↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/29

承認

 (あれも秦だ)天下を競望せず……それが、元就の遺訓で、自分が、勝手気儘(きまま)にやれる人間ではないことを、輝元はしっていただろう。天下という大舞台で、きらびやかに舞う……八幡大菩薩のみそなわされる手の平(たなごころ)のうえで……たしかに、輝元は、そういう人物ではない。秦という一族も、いい加減、その渡来から千年が経過している。完全に本邦の馬の骨にも馬頭の鬼にも化していて、一族で連帯する意識などない――普段は。

 だが、ここは、という切所で、ふと、彼我の紐帯に気づかされるのではないか――行動の指針を決する際、おのれのルーツに思いをはせるのは、神頼みに似ている。

 人事を尽くした後は、神頼みにすがるしかないではないか。だからこそ、信長も、秀吉や川並衆を、中国戦線へ送りこんだ。渡来人由来の人士が多いこの地では、ひょうすべ同士のほうが、調略もはかどろうと……

 小説的には、ここで、中国大返しに後塵を蹴立てる秀吉を思う、輝元を描くべきだろう――

 

 「そ(・)う(・)せ(・)い(・)


 「尾張のひょうすべよ」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。