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俺が椿への態度にふんぎりがつかないまま放課後になった。
そしてしばらくぶりに図書室へ椿と向かう。
「なんだか春人と行くの久しぶりだねぇ」
「そんなに嬉しいか?」
「うん!」
椿、お前ここまで俺に冷たくされてなんで笑ってられるんだ?普通ブチ切れてるぞ?
すると見たくない新先輩が居た。なんでいるんだよ?
「よう、ボコられたんだって?良かったじゃねぇか怪我治って」
「俺はあんたの顔見たくなかったんですけどね」
「先輩、どうして?」
「俺は諦めないって言ったろ?椿ちゃん」
「いい加減俺たち引っ掻き回すのやめてもらえませんかね?」
「お前椿ちゃんを酷い扱いしてるだろ?」
「先輩、そんな事ありません!」
「じゃあ椿ちゃんなんでそいつの顔色伺うような真似してんだ?」
「そ、それはもとあと言えば私が黙ってたせいで……」
「そんなんじゃ恋人同士なんて言えねぇだろ?」
すると先輩は俺の胸倉を掴んだ。
「じゃあ椿ちゃん、俺こいつぶっ飛ばすわ。 あいつらにボコられても性根直らなかったようだし。お前もせっかく学校来れたのに残念だな」
ドスッと俺の腹にパンチが入った。不意にやられたので蹲る。
「春人!!」
そして今度は脇腹を蹴られる。なんで俺がこんな目に……
ああ、そうか。これって今まで椿に冷たくしてきた罰か、そうだよな、これくらいやられて当然だ。
次も蹴られると思って身を屈めて守ろうとするとフワッと椿の匂いに包まれた。
「先輩!やめて下さい、こんな事するなんて最低です!」
椿は俺を抱き込んで必死に庇っている。けど椿も震えているのがわかる。
「あ〜あ、椿ちゃんに最低って言われると本当に傷付くなぁ。 それに危なかったよ、もうちょっと遅かったら椿ちゃんに当たるところだった」
「おい春人、そこまで椿ちゃんに想われてんのにいつまでつまらない意地はってんだ?いい加減にしろよ」
「それと椿ちゃん。 そんなにそいつの事好きなんだな。 俺に入る隙なんてなかったみたいだな、ようやく諦めがついたよ。 いままでごめんな」
「先輩……」
先輩は俺たちの前からさっさと行ってしまった。
「春人大丈夫? 保健室行こう?」
「椿、ごめんな……」
「え? 春人…」
「今までごめんな」
俺は椿にようやく謝罪した。もうやめよう、こんなことは。椿はそんな俺でも優しくしてくれたんだ、でも椿は悲しかったはずだ。 だからそんな思いをもう椿にさせてはいけないんだ……
まだ俺を抱き込んでいる椿を俺は抱き返した。
「ううん、春人大好きだよ」




