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「椿ちゃんどうしたの!?」


お姉ちゃんが驚いている。校庭で転んで土まみれでも払わず膝を擦りむいて暗い顔をして帰って来たから当然だろう……


「あ、あはは。そこで転んじゃった…」


「…椿ちゃん春人君と何かあった?」


「何もないよ?」


「嘘だよね?これでもお姉ちゃんだよ?なんとなくわかるよ」


「……………」


お姉ちゃんは優しく私の服に付いた土を払い傷口に絆創膏を貼ってくれた。


「椿ちゃんがこんなになる時は大体なんかあるよね。一緒に暮らしてるんだもん、わかっちゃうよ」


「お姉ちゃん……私…春人に…」


私はお姉ちゃんに縋った。慰めてもらいたくて…ここまで自分の事しか考えてないと笑えてくる……


お姉ちゃんは優しく私を包んでくれた。


「お姉ちゃん、ごめんなさい」


「私は椿ちゃんの味方だよ。落ち込んでいるなら慰めちゃうから!」


少しだけ気が楽になったような気がす る。

春人にLINEでメッセージを送るが既読にならない。相当怒ってるんだろうな…

私は何通かメッセージを入れたが全く既読にならなかった。


そして明日から土日、私は春人に直接会って謝ろうと思った。



そして春人の家に向かった。一応LINEで今から行くねと送ったが相変わらず既読にならない。


春人の家に着きインターホンを押すと春香ちゃんが出てきた。


「春香ちゃん、春人いるかな?」


「お兄ちゃんは出掛けましたよ」


「え?」


「どこに行ったかわかる?」


「ん〜、気付いたらいなかったので私にもわかりません」


「そう……ごめんね、じゃあ私も帰るね?」


「あのお兄ちゃんと何かありました?お兄ちゃん昨日から様子が変で…」


「私のせいなんだ……だから春人に謝りたくて。お願い!もし春人が来たら春香ちゃんからも私が探してたって伝えて欲しいの!」


私は春人の家から出て春人を探し回った。LINEをその時何通か入れたが相変わらずだ。


せめてメッセージだけでも読んでよ…春人……


その日は結局春人に会えなかった。

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