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その後も嫌がらせは続いたがなくなった教科書などは春人が別のクラスから借りてきてくれたおかげでなんとかなった。


靴とかは下駄箱に置かないでおいた。私が持ってると盗られるかもしれないので春人が持っていてくれている。


精神的に疲れて家に帰る。


「はぁ〜」

リビングで盛大にため息をついた。


「椿ちゃんどうしたの?元気ないよ」


奏さんが心配そうに見つめる。

しまった、奏さんのいるとこでこんな調子じゃ。


そこでハッと気付いた。これで本当にいいのだろうか?奏さんは私のことで本気で心配してくれてる。なのに私は隠そうとしてこれでは奏さんに対して不誠実ではないのか?


奏さんは対等に接しようとしてくれてる、なのに私がこれじゃあいつまで経っても今のままなんじゃないのか?


「奏お姉ちゃん……」


「ん?何?」


「私…今いじめられてるの…」


「学校で?誰に?何されたの?」


「学校で。相手はわからないです。教科書と靴と上靴捨てられたかも…でも教科書は春人が別のクラスから借りてきてくれて靴も春人に買ってもらったの…」


「わかった。じゃあ私の1年生の頃の教科書でよかったら使って?それもなくなったら新しいの買おう?上靴は私が買うから。ね?」


「う、うん、ありがとう。奏お姉ちゃん」


ダメだ……

奏さんの優しさで私は涙が溢れてきて止められなかった。

奏さんはそんな私を優しく抱きしめてくれた。


「話してくれて嬉しいよ。怖かったよね?辛かったよね?」


「お姉ちゃん、お姉ちゃん、うわぁーんッ」


奏さんは私が泣き止むまでずっと励ましてくれた。


「優にも相談しとくけど何かあったらお姉ちゃんに頼ってね?椿ちゃん、私は絶対味方だから」


「うん」


「奏お姉ちゃん、私奏お姉ちゃんにお姉ちゃんになってもらって本当に良かった」


「私も椿ちゃんに来てもらって本当に嬉しいからね。だから私やパパとママにも遠慮しないでもっとたくさんワガママ言ったりしても何も罰とか当たらないから」


「奏お姉ちゃん、今日一緒に寝てもいい?」


「うん、当たり前じゃん」


そして奏さんと一緒にベッドに入った。奏さんの匂いって安心する。

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