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春人と付き合い出してから少し経った後私はある異変に気付いた。

移動教室から帰ってきた後次の授業で使う教材がなくなっていたのだ。


忘れてきたわけじゃないし…

その時は忘れましたということで隣の人から見せてもらった。他のクラスに借りに行こうにも友達って呼べる人はいないということに気づいた。


そしてそれから移動教室のたびに物がなくなり、そして今度は靴がなくなり上靴もなくなった…


私いじめられてるんだ…

誰に?私が何かしたのか?

でもなんとなく察した。

中学ではたまに可愛いからって調子に乗るなとか言われた事はあるけど。


調子に乗ってなんかいなかったし私はそれで学んで周囲から疎まれないように出過ぎた真似とか変に目立つ行動は避け難を逃れてきた。


でもターゲットにされたからには何かしらまずい事したんだろう。だからと言って原因がわからない以上どうしようもないのだけど…


とりあえずいつまで続くのか、それともずっと続くのか。


当然こんな風にされたら一緒にいる春人も気付いている。帰るとなって靴がない時点で春人も気付いた。


靴がなくなった時は走って家に帰ってまた学校に戻ってきてくれて春香ちゃんの靴を持ってきてくれた。同じくらいのサイズで良かったと春人は息を切らして言っていた。

本当に申し訳ない気持ちになる。



舞と香苗も心配してきた。


「椿、最近ひどいね…犯人私らも探すから!」


「ごめん、でも私に関わらない方がいいかも。舞と香苗もターゲットにされるよ?」


「椿…」


春人もかなり心配している。余計な不安材料ができてしまったもんね。



「椿、俺も誰がやってるか調べるしなくなった物あれば俺が借りてきてやるよ」


「ありがとう、でもそこまでして私重荷じゃない?いじめられてる彼女と付き合って」


「心配すんなよ、そんなんで重荷なんて思うわけねぇだろ?」


でも教科書とかなくなったって言ったら奏さんにも心配かけるし……


私の足取りはとても重かった。


「とりあえず帰る前に靴買ってこうぜ?親から飯代もらってるからそれで買おう、な?」


「いや、悪いでしょ?そこまでしてもらわなくてもいいよ」


「よくねぇよ、俺がそうしたいんだからそうするんだ。付き合えよ」


「春人…」


春人の優しさが心に染みる。

ありがとう。


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