20 胸騒ぎがする
【20話】
公爵様はなんと裾から短剣を取り出すのであった。
「俺のことを殺すか?」
彼はそう言って私に短剣を差し出す。私はその光景にしばらく固まる。
ん?これは、どういうことだ!?
「俺をここで殺せば、あの脅迫もなかったことになるぞ?」
公爵様は寝巻の首元のボタンを外しながらそう言うのであった。
え、ちょ、は?私が公爵様を殺す?んま、確かに脅迫もなかったことになる。でも…。
私は短剣を放り投げ公爵様の目を見て言い張る。
「私は一度決めたことを放り投げたりしないので!」
どうせ、公爵様を殺したら今度は本当の犯罪者になるのよ。殺せるわけないじゃない。…それにこの公爵様には、主人公とくっついてもらわないといけないんだから。
私の言葉に公爵様の瞳が揺らいだのが分かった。
こんな顔もするんだ。
「だから、もう2度とそんなことは言わないでください…。」
私はベッドから降りてしっかりと短剣を拾い、公爵様に渡した。
「あぁ、すまない。…もう遅い。寝ろ。」
公爵様はそう言って、蝋燭の明かりを持っていって部屋を出る。
「…。」
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【第21話】
まさか昨日、公爵様にあんなことを言われるなんて。
人生も歩むべきね。あんな珍しいの普通じゃ見れないもん。
私は今日、主人公を危機的状況に合わせた人物に会いに行く。公爵様は公務のため一緒には行けないが、勿論、護衛も着いてきた。ドルトレという名の騎士である。私の直感からして、トーマスより若手の新人騎士だと思う。
だけど…。
「なんだか、胸騒ぎがするのよね…。」
これから、火金の投稿とさせていただきます。




