15 イケメンすぎ
「「「すみませんでしたぁぁぁぁ!!!!!!」」」
3人ぐらいがハーフアップの髪をし、眼鏡をかけた身なりのよいご令嬢に向かって土下座をしながらそう言うのであった。
謝罪会見?
私達はその様子をすーっという目で見ているのであった。
「お前らは、鉱物の密輸をしていたんだ。これは西の地域どころか、国の問題なのだぞ?私がここに来たのも分かっているよな?」
「ひぃ!」
「分かっておりますとも!」
「お許しください!」
「オベリア様…?」
私は静かにそう呟くのであった。そう呟くと、オリビア様が私の呟きに気づき、笑顔で振り返り、私の方を見てくれるのであった。
「私を知っているのか?」
「え、あ、はい!」
私はオリビア様の質問にあやふやで答える。
「オリビア様でございますよね?国王様の秘書でいらっしゃる…。」
私の回答にオリビア様は驚いた様子。
「申し遅れたな。私はオリビア・グラシャレルだ。」
オリビア様は、右手を左胸に置くようにして、挨拶をしてくれるのであった。
い、イケメン!
私は心の中でそう呟く。
「ところで…。」
オリビア様は公爵様に向かって口を開く。
「この腹黒となぜ一緒にいるんだ?」
オリビア様は公爵様に指を刺す形でそういうのであった。公爵様はその姿を面倒くさそうに見ていた。
「オリビア秘書。久しぶりですね。最近顔をあまり見ないとは思っていましたが、まさか鉱山にいるとは。」
「アントニー公爵、久しいな。言葉遣いが相変わらず2重人格がだだ漏れていて情けないぞ。」
「そ、それが分かってくれる人がいるだなんて!」
私は思わずオリビア様に向かってそう言う。
小説の中のオリビアはもっと静かっぽい冷徹キャラだったのに、このときはこんな感じだったんだ〜!イケメンすぎっ!
「アントニー公爵。そちらの姫君は?」
オリビア様は公爵様を通してそういうのであった。その問いかけに公爵様は笑みを浮かべて口を開いた。
「私の婚約者のフィール・スタレンスです。」
オリビア様はその言葉に「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」と、大声を上げた。




