ハギザ8
がっはははは
※ お前なんかいらねーよ!※
「はっ!」
息を吹き返したように目を覚ました。
同時にチャイムの音が耳に響いている。
授業終わりのチャイムだ。
「ふぇー?」
次は、隣から聞こえた間抜けな声に振り向くと、間抜けズラでチャイムの音に驚いている君が目に入る。
通う学校のセーラー服が良く似合うヒロインのような存在。そんな君へのイメージが僕の頭にへばりついている。
『お前には、合わねーな』
いつも目をぱっちりさせてるハギザからは罵声が掛かったけど、言い返す言葉は見当たらかったから無視をする。
日本史の先生は小さな声で号令を掛ける。席を立ち適当に頭を下げる。
つまらない一時限目の授業がようやく終わり、先生が教室から出た瞬間。沈黙の続いていたクラス内は、居心地の良い雰囲気に戻った。
「ぐはぁー、疲れたー」
廊下側の席にいる岡山の声が聞こえる。
そして、未だ眠たそうにあくびをしている隣の君に釣られて、僕も大きな伸びとあくびをして気分を治した。
「たつやー、飲み物買い行こー」
僕が声をかけると、岡山は拳を上にあげて親指を立てた。もともと背が高いくせに、わざわざ手を上げる必要なんてない。身長の高い岡山が気に食わない。
僕の身長は165センチで、岡山は僕よりも10センチ高い175センチ。
別に、身長にコンプレックスがあるわけじゃない。ただ、身長が高い方が女子にモテると言う有利を持った奴が気に食わないのだ。
『がはっ!それコンプレックスじゃねーか!』
僕の中の気持ちを読み取ったハギザ。今日一番の愉快さで笑った。
よろしくお願いしまぁぁす




