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化け物『ハギザ』と僕と君。  作者: 秋乃しん
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43/120

ハギザ44

今まで描いて来たキャラの中でハギザの性格はトップクラス。(自分の中で)




 『おい!やめろ!』


「なんだよ、お前いつも宙に浮いてんだからブランコくらい余裕だろ?」


 後半に足を踏み入れた頃、ハギザは激しく抵抗してきていた。しかし、そんなハギザを見て気分のいい俺に躊躇はない。

 

『なあ、悪かった!いや、俺様何も悪いことしてないだろーが!』


「命乞いはよせっ!」


『おいおいおい!』


目の前に見えたブランコまで駆け寄り、ハギザの命乞いを無視して、ブランコに立ち漕ぎ姿勢で飛び乗る。


「どう?ハギザ」


最初は小さく揺れていたが、だんだんと角度が増していく。それに連れてハギザのうめき声増える。


『しん、やめろ、ほんとに、冗談じゃ、ないぞ、がばぁ、がぁぁぁあ!』


リズムのいいハギザの苦しみ方に心地が良くて、夜と言う静かな匂いと空気、それらを身体で感じられる。

ブランコはやっぱり心地いい物だ。


「ハギザ、力抜いたらどうだ?気持ちいいぞー」


『馬鹿、こんな、乗り物、誰が、気持ち良く、慣れるか!』


あははは…。

 

ハギザの情けない姿を見て楽しんでいる中、だんだんと高く振れ出しているブランコの角度。それはもう怖いくらいだ。


「ちょっ、ハギザ、止めて…」


『あぁ!?ふざけんな!俺様のっ!台詞だ!』


気が付けば、もう酔っている。

前後に降り出される勢いは、僕の脳内を大きく振り、調子に乗ってしまったことを後悔するも、なかなかに止まらなかった。


よろしくお願いします

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