ハギザ44
今まで描いて来たキャラの中でハギザの性格はトップクラス。(自分の中で)
『おい!やめろ!』
「なんだよ、お前いつも宙に浮いてんだからブランコくらい余裕だろ?」
後半に足を踏み入れた頃、ハギザは激しく抵抗してきていた。しかし、そんなハギザを見て気分のいい俺に躊躇はない。
『なあ、悪かった!いや、俺様何も悪いことしてないだろーが!』
「命乞いはよせっ!」
『おいおいおい!』
目の前に見えたブランコまで駆け寄り、ハギザの命乞いを無視して、ブランコに立ち漕ぎ姿勢で飛び乗る。
「どう?ハギザ」
最初は小さく揺れていたが、だんだんと角度が増していく。それに連れてハギザのうめき声増える。
『しん、やめろ、ほんとに、冗談じゃ、ないぞ、がばぁ、がぁぁぁあ!』
リズムのいいハギザの苦しみ方に心地が良くて、夜と言う静かな匂いと空気、それらを身体で感じられる。
ブランコはやっぱり心地いい物だ。
「ハギザ、力抜いたらどうだ?気持ちいいぞー」
『馬鹿、こんな、乗り物、誰が、気持ち良く、慣れるか!』
あははは…。
ハギザの情けない姿を見て楽しんでいる中、だんだんと高く振れ出しているブランコの角度。それはもう怖いくらいだ。
「ちょっ、ハギザ、止めて…」
『あぁ!?ふざけんな!俺様のっ!台詞だ!』
気が付けば、もう酔っている。
前後に降り出される勢いは、僕の脳内を大きく振り、調子に乗ってしまったことを後悔するも、なかなかに止まらなかった。
よろしくお願いします




