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ぼっちパラディン、伝説の赤魔道士と友だちになる  作者: 椎名 富比路
第六章 最後の闘いです!

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第91話 決着です!

 アガリアレプトの霊は、まだ生きていた。

 虹の輪郭が、こちらを向く。


 顔が、笑ったような気がした。


 虹色のエネルギー体が、リッコめがけて突進してくる。


「キミを乗っ取るつもりだそ、リッコ!」

 ソランジュが、リッコを突き飛ばす。


「ぐうああああああ!」


 虹が、ソランジュの身体を侵食していた。

 身体半分、ソランジュに取り憑いている。


「リッコ、私がこいつを押さえておく。キミは私ごと斬れ!」

「そんなこと、できません!」


 せっかく友達になれたのに、ソランジュを斬るコトなんてできない。


「やるんだ、やれリッコ!」


 他に方法方はないのか、ソランジュを助ける方法は。


「そうニャ、秘宝ニャ! なんか対策があるかも知れないニャ! だって、こんなでっかい魔王を封じ込めたんニャから!」


 チヨメが叫ぶと、ひとりでに賢者の石が宙を舞った。

 魔導書のような形になって、パラパラとページがめくれていく。


 浮かぶ賢者の石を、ジョーイが掴んだ。 


「リッコさん、シールドを撫でてみてください!」


 ジョーイの声に、リッコは反応する。


「あなたが使っているホワイト・ドラゴンの盾ですが、防御に使うだけじゃないみたいなんです!」


「そうなんですか?」


「ここに書かれてます!」


「やってみます!」

 リッコは、ヒーターシールドの表を撫でてみた。


「うわ!」


 ひとりでに、盾がブロードソードへと変形する。

 盾の持ち手が柄の部分へと移動した。


「パラディンの聖なる魔力と、ホワイト・ドラゴンの剣があれば、霊体だって切れるはずです!」


「やってやります。ソランジュさん、今助けます!」


 雄叫びを上げて、リッコは虹色のエネルギー体に斬りかかる。


「ソランジュさんを苦しめることは、許しません! 魔王さん、お覚悟を! どおおおっ!」


 リッコの一撃が、虹の霊体を切り裂く。


 断末魔の叫びを上げて、霊体は霧散した。


 安堵した表情をして、ソランジュがよろめく。


 リッコが後ろに回り、抱きあげる。


 魔力は元のあばら骨に戻り、魔王の化石に収まった。


「今度こそやったニャ!」

 チヨメが、飛び上がって喜ぶ。


「お見事です、リッコさん!」


 ジョーイが、ソランジュに回復魔法を掛ける。

 リッコも手伝おうとしたが、消耗が激しすぎた。

 もう、簡単なケガの治療さえできない。


 ソランジュの目が開いた。


「しっかり、ソランジュさん」


「ああ。生きているよ。身体も乗っ取られていない」

 間違いない。いつものソランジュだ。


「見事だな。これが、白百合の要塞(アイリス・フォート)の、いや違うな、リッコ・タテバヤシの実力なのだな?」



「ありがとうございます。さあ、帰りましょう」

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