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ぼっちパラディン、伝説の赤魔道士と友だちになる  作者: 椎名 富比路
第四章 本格的な宝探しです!

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第51話 同志になりました!

「商業ギルドにも、冒険者カードと同じようなカードをもえらるんですね」

 リッコも、冒険者カードをジョーイに見せる。


 カードの材質は同じだが、囲み線の色が違った。

 

 冒険者カードは青で、商業ギルドなどの市民カードは黄色い。


 税金の申告などで混乱しないためだという。


「フレンド契約すれば、パーティを組んだことになるニャ。お家にいても冒険したことになるんニャぞ」


「その手がありましたか」と、ジョーイは手を叩く。


「フレンド契約って何です?」


「冒険者と商人とが契約して、冒険で入手したアイテムの売買をすることニャ。強い冒険者とフレンドになって取り引きできれば、利益を独占できるニャ」


 商人がパーティに入れる仕組みとして、発案されたものだという。




 善は急げと、四人は商人ギルドへ。




「では早速申請するニャ。お友達だしな」

「はい。よろしければ」


「当然ニャ。これも何かの縁ニャ」

 勝手に、チヨメは契約書にサインを始めた。


「お前たちも、契約するニャろ?」


 後ろを向き、チヨメはソランジュに声をかける。


「ああ。そのつもりで、ギルドに来たからな」


 ソランジュもサインをして、リッコもつられて紙に名前を書いた。


「これで、我々は同士だ。いいな?」

「構いません。一気にお友達が三人も増えました! やりましたぁ!」


 リッコが発言すると、右からチヨメ、左からジョーイに頭を撫でられる。


「可哀想なのニャ、天才は理解されにくいからニャ」

「同感です。リッコさんが田舎でどんな使いを受けてきたか、よく分かるお言葉でしたね」


 察するに、同情されているらしい。


 それでも、友達作りは一歩前進だ。


「では、あたしは店に戻ります。他の依頼もドンドン来ているので」

「分かった。手に入れたアイテムは優先的にそちらへ流すから。いいアイテムを作っておくれれよ」

「心得ました。毎度ありがとうごさいます」


 リッコとソランジュは、ジョーイを見送った。


「賑やかな人ですね」

「キミが言うか、それを?」

「なんですか?」

「なんでもないよ」


 妙に呆れられたような気がするが。


「では、気を取り直して秘宝の洞窟へ出発する。敵の目を盗んでお宝だけ盗めばいいか、殲滅してしまうか、どっちの作戦だ?」

「どっちもニャ。どのみち魔物たちは、倒さないといけないニャ」

「ザコ排除は冒険者に任せて、我々は一直線にボスのところへ向かおう。その後に調査をする」


 洞窟の調査依頼にまで冒険者を雇うと、分け前の問題が出る。

 調査は三人で向かった方がいいだろう。


「えらく突き放すんですね、チヨメさん?」



「現場を見れば分かるニャ」



 チヨメの口ぶりから想像して、相当荒れていると予想される。

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