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ぼっちパラディン、伝説の赤魔道士と友だちになる  作者: 椎名 富比路
第三章 お友だちって、いいものですね!

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第36話 報酬全額、使っちゃうんですか!?

「あ、あ、あのですね、ジョーイさん」


「リッコさん、ソランジュさん。お時間さえいただければ、作り直しますが? あたしめに任せてくれたら、素材を活かすことができると保障します!」

 無邪気なジョーイは、なおも無礼発言を連発する。


「ああ。是非お願いしようか」


 ソランジュは、一瞬で装備を外す。街娘の衣装へと姿を変えた。


「数日で完了しますので」

「よろしく頼む。できあがったら、ギルドに報告してくれたらいい。商業ギルドでいいか? 報酬の相談も必要だしな」


「お代金なんて結構です! あたしが勝手に言い出したので」

 ジョーイは、手をブンブンと振り回す。


「それでは不公平だ。キミは若くて、お金もないだろ? 今の状態でお友達価格なんて設定していたら商売は成り立たん」


「確かに、それもそうなんですが」

 ジョーイの表情からは、商売というより「使命感」のような感情が窺えた。


「そもそも、どうしてアイテム鑑定と修理に熱心なんだ?」



「実はクテイで、コノ手の詐欺アイテムが横行していまして」



 不穏なワードが、ジョーイの口から出てくる。


「詳しく聞かせてくれないか?」

「冒険者のお目当てが、今やマジックアイテムだってのはご存じですよね?」


 本来は秘宝を単作するために、彼らは召集された。

 

 しかし最近になって、「いつまでたっても出てこない秘宝より、魔族が落とすマジックアイテムの方が金になるぞ」と、冒険者ギルド長がそそのかしているらしい。


「妙だな。ギルド長なら、率先して秘宝を探させるべきだ。領主の指示に背いているなど」

「名目上は『魔族の数を減らす』って目的があると説得しているんですが、どうもね」


 商業ギルドにも口出しして、売り上げの一部をネコババできるように値段を調節しているらしい。


 商業ギルドは、冒険者ギルマスをマークしているそうだ。


「あたし、僧侶ですから『浄化』スキルがあるでしょ?」


 呪われたアイテムなど、不浄の装備や怪しげな品物などを、僧侶職は浄化で正常なアイテムへと直すことができる。


「アイテムをちょちょいと浄化して売っていたんです。そしたら盗賊にとっ捕まりまして。あやうく死ぬところでした」

「盗賊団討伐に向かったというより、キミを助けに仲間が来たというわけだな?」

「そうなんです! リッコさんや仲間たちには、頭が上がりませんよ」


 ジョーイは下手をすると、保護対象にしなければならないかも。


「ちょっと来たまえ」


 一行は、商業ギルドに向かう。


 ソランジュは、ギルド長と軽く会話をしていた。何らかの書類にサインをする。


 最後に、さきほどマセッティからもらった報酬を、なんと全額支払った。


「ソランジュさん?」

「いいから見ていろ。こっちだ」

 数分後、ソランジュはリッコたちを外へ連れ出す。

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