表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぼっちパラディン、伝説の赤魔道士と友だちになる  作者: 椎名 富比路
第二章 魔女さんと二人旅なのに、トラブル続出ですか!?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/93

第26話 悪党は許しませんよーっ!

 夜を待ち、リッコたちは行動を開始した。


 マセッティの私兵たちには、リッコが救出した人質を引き受けてもらう。


 野盗に見つからないように、山を奥へ進む。


「相手は悪党だ。遠慮しないで行こう」

「はい。あの……」

「どうした?」


「ついてきてくれて、ありがとうございます」

 リッコは、申し訳なく思いながら、頭を下げた。 


「成り行きだ。ムダに焦っても仕方ないからな」

「と、言いますと?」

「キミの発言で、頭も冷えた。秘宝のことで、こちらもわずかながら、気が立っていた」


 ソランジュの友人が絡んでいるのだ。無理もない。


「ただのワガママです。せっかく馬車の人たち助けたのに、また襲われるなんて、ガマンできなくて」

「その優しさは、やがて足かせになるだろう」

 ソランジュから、厳しい指摘が入る。


「そうですよね」

「だが、その優しさを忘れてしまったら、もう冒険者とは呼ばない。そう言うヤツらは、ただの蛮族と成り下がる」


「わたしは、甘いだけですよ」

 リッコは苦笑いを浮かべた。


 崖まで辿り着き、下を見下ろす。


 野盗のキャンプが見えた。

 捕まっている人は一カ所に集められている。


「続々と集まっていますよ」


 野盗の数は、想像していたより多い。三〇〇は集結しているように見える。


 縛られている女性が、野盗たちに囲まれた。

 魔方陣の上に寝かされ、地面に顔をこすりつけられる。

 

 野蛮な集団が、蛮刀を抜いた。


 あの女性が何をされるか、リッコには分からない。


 ただ、よからぬことが行われることくらいは、容易に想像できる。


「あの子は……」


 この間、パーティの座をゆずった僧侶少女ではないか。

 メガネで分かった。


 リッコが知り合ったメンバーたちも負傷し、縛られて横たわっている。

 特にリーダーである騎士の傷が一番深い。 


 今にも、僧侶の少女はクビをはねられようとしていた。


「ソランジュさん、すいません。わたし行きます。おとりにでも使ってください!」

 惨劇を止めるため、リッコは飛び出す。


 途端、ソランジュも動いていた。同時に崖から飛び降りる。

「我々に小細工など必要ない。全力で潰して、二度と歯向かわせないように叩く!」

「わたしの装備は?」


 軽装の方が動きやすい。


 しかし、あれだけの数だ。


 一人が素早くてもタカが知れている。

 戦闘中に、人質が殺されてしまう。


「重武装で頼む! キミは人質の避難を優先! その後は、遠慮なんて無用!」


「はい!」 


 遠慮するなと言うが、どこまでやればいいいのか。 


「な、なんだ?」

 一部の野盗が反応したが、構わずリッコは仕掛けた。


「とーおっ!」

 女性の前まで降り、囲んでいた野盗たちをシールドで殴り飛ばす。


 野盗たちが遥か遠くまで飛んでいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ