二章終了時の登場人物
リーウィア・マイエル 19歳
マイエル伯爵家長女。鋭い洞察力と率直な物言いを持つ才媛。
イェルドと婚約を結び、レウリアーダ辺境伯家の王都別邸へ移住する。
同居生活を始めると、警戒されているイェルドの境遇を案じ、みずから距離を詰めて「お気持ちに寄り添う」ことを試みる。
そのことがイェルドを地獄に追い詰めているわけだが、本人はまったく気づいていない。
むしろ「じつによくできた婚約者だと」とみずからを拍手喝采している。
イェルド・レウリアーダ 24歳
現レウリアーダ辺境伯。魔種。
晴れてリーウィアと婚約を結ぶことができ、さらには同居できるとあって浮かれまくっている。
リーウィアに昂りを鎮めてもらったことで魔力は安定したが、性衝動はむしろ増大。
スヴェンとの約束を守り抜こうと耐え続けるも、リーウィアの無自覚善意攻撃にさらされ続けてついにやらかす。
■リーウィアの近習
マヤ 21歳
リーウィアの専属侍女。リーウィアの婚約にともないレウリアーダ邸に一緒に越してきた。
レウリアーダ入り後はオーサと信頼関係を築き、主人の秘密(艶本趣味や見合いの日の出来事)を共有する立場となった。
最近は腰にナイフを下げるなど、早くもレウリアーダの家風に染まりつつある。
サシャ 24歳
リーウィアの専属護衛騎士。190cm近い長身の女性で、レウリアーダ家でも上位の実力を持つ。
リーウィアと周囲から「能力はあるのに、性格が残念な子」と思われている。
忠義に厚いが言動はやや暴走気味で、独自の「ヴォルデガルフ(イェルドの発情した様子を指す隠語)」理論を展開する。
■レウリアーダ辺境伯家
ルーカス・レウリアーダ 46歳
前レウリアーダ辺境伯。イェルドの父。戦で右手を負傷し家督を譲った。
リーウィアをいたく気に入り「娘にくれ」と詰め寄るほど。
ヘレン・レウリアーダ 64歳
先々代辺境伯夫人。イェルドの祖母。リーウィア過保護な人その1。
豪快で口調は荒いが、リーウィアへの歓待ぶりは家中随一。
フレンダ・レウリアーダ 45歳
ルーカスの妻。イェルドの母。リーウィア過保護な人その2。
「お嫁さん会議」の議長を自称し、リーウィアを温かく迎え入れる。
シーラ・レウリアーダ 17歳
イェルドの妹。スヴェンとは学舎の同窓。リーウィア過保護な人その3。
リーウィアを「お義姉様」と呼び慕う。
オーサ 48歳
レウリアーダ王都別邸の侍女長。リーウィア過保護な人その4。
経験豊富で家中の事情に通じ、マヤとも信頼関係を築く。
ベッテル 52歳
レウリアーダ家の家宰。リーウィア過保護な人その5。
三代にわたって仕える古参で、イェルドにも臆さず物を言う。
アーロン 24歳
イェルドの秘書官にして従兄弟。
長年イェルドの苦しみを見てきた腹心で、辛辣ながらも親愛の情を見せる。
最もイェルドを信じていない男。
ライノ
レウリアーダ家の御者。リーウィア過保護な人その6。
元軍属で、リーウィアに名前を覚えられたことに深く感動し、以後熱烈な「奥様信奉者」となる。
■グランフェルト王室
アンネリーエ・ウル・グランフェルト 21歳
王太子妃。リーウィアの学生時代からの友人。
今回の縁談に王室として関わり、リーウィアの将来を案じている。
■グランフェルト王国 その他
ヨラン・ルインヴェルク 72歳
魔導卿。国家の大英雄として知られる老魔導師。
イェルドの師であり、リーウィアを診察・治療するため同席。
リーウィアを「ヨランお祖父様」と呼ばせるほど気に入る。
■マイエル伯爵家
フーゴ・マイエル 41歳
マイエル伯爵家当主。リーウィアの父。今回の縁談の経緯を娘に説明する役を担う。
カイサ・マイエル 41歳
マイエル伯爵夫人。リーウィアの母。物静かだが要所で鋭い発言をする。
スヴェン・マイエル 17歳
リーウィアの弟。マイエル伯爵家嫡男。
イェルドに対し複雑な思いを抱えつつも、姉の幸せを優先し「男と男の約束」を交わす。シーラとは学舎の同窓。




