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幸福システムで人生逆転~日常編~  作者: 夜空 星龍


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鶴岡香澄とホラー映画②


 駅中のカフェで二十分くらい待っているとお店に中に香澄が入って来た。 

 

「鶴岡先輩。こっちです」

「あっ、いたいた~。お待たせ。もしかして、結構待った?」


 香澄はテーブルの上に置かれていた抹茶ドーナツの乗っていた皿と空になったコーヒーカップを見て言った。

 

「そんなに待ってないですよ」

「そっか。じゃあ、行く?」

「そうですね。行きますか。これ、返してくるので外で待っててください」

「分かった」


 龍太は香澄がお店から出たのを確認して、食器を返却に向かった。

 

「ごちそうさまでした」

「ありがとうございました~」

「カフェモカ美味しかったです」

「本当ですか? ありがとうございます」

「また飲みに来ますね」

「ぜひ、お越しください」

 

 穂乃果は龍太に愛嬌のある笑みを浮かべた。

 少しは穂乃果の印象に残ることができたのか、穂乃果の好感度が上がった【現在の小鳥遊穂乃果の好感度3%】。

 穂乃果に対してクエストも発生しなかったし、今日のところはこの辺で帰ることにした。   

 龍太は穂乃果に会釈をして、お店を後にした。


「すみません。お待たせしました」

「全然いいよ~。それじゃあ、行こっか~」

「はい」

 

 龍太は香澄と一緒に映画館に向かって歩き始めた。 

 

「それしても龍太がホラー映画に興味があるなんて知らなかったな~」

「別にホラー映画に興味があるわけじゃないですよ。ただこれから見るホラー映画は話題になってるから気になっただけで」

「そっか~。ところで、龍太はホラー映画平気なの?」

「分からないです。ホラー映画って見たことないので」

「それなのに見ようと思ったんだ。そんなに面白いの?」

「みたいですよ。鶴岡先輩はホラー映画平気ですか?」

「実は苦手~」

「えっ、そうなんですか?」

「うん」

「大丈夫なんですか?」

「たぶん大丈夫だと思う~」

「たぶんって、他の映画にします?」

「龍太がホラー映画を一緒に見てほしいって言ったんじゃん~」

「そうですけど、鶴岡先輩に無理させるわけには・・・・・・」


 クエストをクリアするためにホラー映画に誘っただけだし、すでにクエストはクリアになっているので、もしも本当に梨花が見たくないというのなら他の映画に変更してもいいと龍太は思った。


「大丈夫だって。隣に龍太がいるし、いざって時は龍太に抱き着けばいいしね♡」

「その時はいくらでも俺に抱き着いてください」

「頼もしいじゃん~。だったら、大丈夫。龍太はそのホラー映画が見たいんでしょ? だから、見よ」

「分かりました」


 映画館に到着した龍太たちはホラー映画の当日券を二枚購入した。

 龍太が映画に誘ったのでチケット代は龍太が支払った。


「お金よかったの?」

「はい。俺が誘いましたから」

「ありがと」


 グッズには興味がなかったので、龍太たちはグッズコーナーは素通りした。


「鶴岡先輩は映画見る時にポップコーンを食べる派ですか?」

「その時の気分によるかな~」

「今日はどんな気分ですか?」

「龍太に合わせるよ。龍太が食べるなら私も食べるし」

「じゃあ、買ってもいいですか?」

「もちろん」


 龍太たちは売店に向かって、一番大きいサイズのポップコーンを注文した。


「飲み物はどうしますか?」

「コーヒーにしようかな~」

「了解です。俺はカルピスにします」

「ここは私が払うわよ」

「いいですって。俺が払います」


 香澄にお金を支払われる前に龍太が先に支払いをした。

 ホルダーに入ったポップコーンと二人分のドリンクを持って龍太たちはホラー映画が上映されるシアターの中に入った。


「席はここですね」


 龍太が買ったのは、真ん中の列の最後尾の席だった。

 何故この席にしたかというと、香澄と何かをしてても誰にも邪魔されないからだ。

 龍太たちが買った席の周りには誰も人がいなかった。

 そもそも、平日なのでシアター内にはほとんど人がいなかった。

 だから、上映中に龍太が香澄と何かをしていてもバレることはほぼないだろうと思っていた。


「この席でよかったの? 他に良い席空いてそうなのに」

「ここで大丈夫です。ここだったら、鶴岡先輩とイチャイチャしててもバレないでしょうから」

「もぅ、何言ってんのよ!」

 

 そう言いながらも、香澄は嬉しそうに笑い好感度が上がった【現在の鶴岡香澄の好感度57%】

 映画の上映時間まではもう少し時間があり、龍太たちは席に座って映画が始まるのを待つことにした。


「てかさ〜、龍太から遊びに誘ってくれたの初めてじゃない?」

「そういえばそうかもですね」


 一緒にどこか行く時は、いつも香澄の方から誘ってくれていたので、香澄の言う通り龍太から誘うのは初めてのことだった。


「まさか一緒にホラー映画を見たいって言われるとは思わなかったけどね〜」

「すみません。無理そうだった言ってくださいね。すぐに出るんで」

「大丈夫〜。その時は龍太に抱き着くから〜」

(せっかくホラー映画を利用して龍太に密着できるチャンスを逃すわけないよね〜♡)


 ブーという音がシアター内に響き、徐々に暗くなるとスクリーンに映像が映し出され映画が始まった。

 他の映画の予告や注意事項が終わり本編がスタートした。

 序盤は一、二度驚かされるシーンがあったが、それほど怖くはなかった。

 しかし、そう思っていたのは龍太だけだったようで、香澄は龍太の手をぎゅっと握りしめていた。


「鶴岡先輩。大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫よ」


 そう言った香澄の声は少し震えていた。

 思いの外、映画が怖くて香澄は完全に無意識で龍太の手を握っていた。

 さらに映画は進み中盤に差し掛かった。 

 音楽が不気味な感じに変わり、序盤は余裕だった龍太も少しずつ怖くなってきていた。

 おそらくこの映画最大の山場シーンが訪れたその時、香澄は「きゃっー」という悲鳴を上げて龍太に抱き着いた。

 かなりの勢いで抱き着つかれ、香澄のおっぱいが龍太の腕にこれでもかと密着していた。

 香澄は着痩せをするタイプなのか、腕に密着している香澄のおっぱいはルナや梨花に負けないくらいに大きいように感じた。

 少しずつ芽生えていた龍太の中の恐怖心は香澄に密着されたことにより、すっかりと消えて無くなってしまった。

 その代わりに龍太の中に芽生えたのは香澄とイチャイチャしたいという気持ちだった。


「鶴岡先輩。もう、映画なんてどうでもいいんで、俺とイチャイチャしませんか?」


 龍太がそう言うと香澄は「する」と即答した。

 自分から言っておいてなんだが、まさか即答されると思っていなかったので龍太は少し戸惑った。

 龍太が戸惑っていると、いきなり大きな音が鳴った。

 その瞬間、香澄は龍太の首に手を回してキスをした。

 急にキスをされた龍太は驚きつつも、口の中に入ってきた香澄の舌と自分の舌を絡み合わせた。

 キスをしたことにより、スキル【幸福の唾液】が発動して香澄の好感度が上がった【現在の鶴岡香澄の好感度59%】。

 キスをしながら、龍太は香澄のおっぱいに手を伸ばして触ったが、香澄は嫌がる様子を見せることなくすんなり龍太がおっぱいを触ること受け入れた。

 なので、龍太は香澄とキスをしながら、香澄のおっぱいを揉み始めた。

 その代わりにと言わんばかりに香澄は龍太の服に手を滑り込ませて、龍太の乳首を触り始めた。

 もはや二人とも映画なんてどうでもよくなり、映画が終わるまでお互いの体を触り合っていた。


☆☆☆

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