↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【2章完結】記憶喪失勇者 ~最強の勇者は、自分が何者なのかを知らない~  作者: さいらす
世界観設定資料

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/136

1-70 世界観設定資料4 《神聖アルジュナ皇国》と《獣人族》

※この章は世界観設定資料です。お時間のあるときに読んでいただけると物語がより楽しめるかも? です!



《神聖アルジュナ皇国》


 ガリウス王国の最東端、ドワンテロ大公国の東に、かつては火の森と呼ばれていた荒野がある。その荒野よりもさらに東に広がる砂漠を超えた地域を我々は“極東”と呼んでいる。神聖アルジュナ皇国は、リーミア大陸の極東に位置する国である。


 名前だけはよく知られている神聖アルジュナ皇国だが、ガリウス王国から遠く離れていることもあって、その全貌は未だ謎に包まれている。ここに、私が見聞きしたことを記しておきたい。


 トロワール大公国の首都リーンにある創造神ソラ神殿は、ガリウス王国一の規模を誇っている。そして、そこには人々に神託を伝える“聖女”と呼ばれる存在がおり、敬虔な人々の信仰の対象となっている。


 神聖アルジュナ皇国には、この聖女と似た“教皇”と呼ばれる創造神ソラに仕える存在がおり、神の法に則って国を治めているという。


 この教皇を守っている騎士たちのことを“クルセイダー”と呼ぶ。なぜ彼らがそう呼ばれているのかといえば、彼らは代々伝わる二刀流の剣技を修めており、二本の太刀を十字に構えて戦うために、そう呼ばれるようになったのだそうだ。


 また、クルセイダーたちの頂点に君臨する最上位のものたちは、尊敬を込めて“十二神将”と呼ばれている。


 そもそも神聖アルジュナ皇国は、教皇とそれを守るクルセイダーたち、そしてその家族(両親はどちらもクルセイダーで、その子供はすべてクルセイダー見習いという構成)とクルセイダーの従者たちだけで構成された国らしいのだ。驚くべき少数精鋭の集団だといえよう。国ではあるが、その形態としては古代の都市国家のようなもののようだ。


 そんな、はるか遠い神聖アルジュナ皇国出身のクルセイダーたちが、ガリウス王国内でよく知られているのは、その巡礼の旅によってである。彼らは必ず三人で行動し、各地の神殿を訪れながら、途中、魔族や魔獣を狩って魔晶石を集める。


 なぜクルセイダーたちが魔晶石を集めるのかといえば、魔晶石を材料にして最終的に彼らの太刀をガリウス王国の南にある鍛冶の国、デュランダル王国で打ってもらうためなのである。


 普通、魔族や魔獣を倒したとしても、ごく小さな魔晶石しか手に入れることはできない。彼ら専用の長い太刀を造るためには膨大な量の魔晶石が必要であり、クルセイダーたちのなかには数十年も旅を続けている者もいるという。


 かつて火の森と呼ばれていた荒野や旧ガヤルド王国領など、魔界とつながる奈落が存在し魔族や魔獣が出没しやすい地域で彼らが狩りをしてくれているため、街と街を行き来する隊商たちの被害が減っているということもあり、ガリウス王国内でのクルセイダーたちの評判は概ねよいようだ。


 四百年前にガリウス王家の剣術指南役でもあった獣神流の開祖、剣聖パナメラは、神聖アルジュナ皇国のクルセイダー、キュリアン・マクナナスに剣を教えられたといわれており、獣神流は二刀流ではないものの、クルセイダーと同じ太刀を武器として使う。


 パナメラが導入したガリウス王国の騎士たちが一体の魔族に対して三人で対処する基本戦術も、クルセイダーたちの戦い方を参考にしたといわれている。


 このように遠く離れていて直接の交流はほとんどない国ではあるものの、極東にある皇国はガリウス王国に少なくない影響を与えているのだ。


――ベリック・ウルゴン・トロワール著『極東の皇国とクルセイダー』より抜粋――


◆


《獣人族》


 この世界には、獣人族と呼ばれるふたつの種族が暮らしている。


 双子の獣神、兄で鍛冶の神であるファルカを崇めるファルカ族(犬人族)と、妹で狩猟の神であるマレスを崇めるマレス族(猫人族)である。


 ファルカ族は人族のような外見に犬の耳と尻尾が、マレス族は猫の耳と尻尾が生えている。


 ファルカ族は温厚で、鉱物の採掘や鍛冶を得意とし、洞窟に住む者が多い。手先が器用で力が強く、鍛冶の才については他に並ぶ種族がなかった。


 対してマレス族は好戦的で、狩りや牧畜を生業とし、草原に住む者が多い。動きが俊敏で視覚・聴覚・嗅覚が人族の何倍も優れており、天性の狩人として知られている。


 どちらの種族も夜目が利くが、とくに洞窟で生活するファルカ族は明るい場所よりも暗い場所を好むとさえいわれている。


 性格のまったく異なるふたつの種族だが、双子の獣神の仲がとてもよかったと神話に伝えられているように、両種族は長い間、良好な関係を築いてきた。ファルカ族が作った武具や農具をマレス族が利用し、マレス族が獲った獲物や畜産物をファルカ族に提供する形で共存している。


 土の森と風の森に挟まれた山がちな土地に、ファルカ族は洞窟の国デュランダル王国を築き、マレス族も草原の国ガヤルド王国を建てた。しかし千六百年前、魔王リリアの襲撃でガヤルド王国は滅ぼされてしまう。


 以来、マレス族は自分たちの国を持つことなく、デュランダル王国や人族の国に散り散りになって暮らしている。


 デュランダル王国は現在でも世界一優れた武具を作る職人たちの国として名高く、世界の東の外れにある神聖アルジュナ皇国のクルセイダーが自分専用の太刀を打ってもらうために訪れるほどだ。


 勇者ライアスとサイラスの仲間で、剣聖の里を作ったとされる女剣士パナメラは、マレス族であり、滅んだガヤルド王家の血を引いていたと噂されている。


――ベリック・ウルゴン・トロワール著『七柱の神々と七つの種族』より抜粋――


「記憶喪失勇者」1-70を読んでいただき、本当にありがとうございます!!

さいらすと申します。


もし、この小説を読んで、すこしでも面白いと思っていただけたら

【☆☆☆☆☆】をタップして、★をいただけると嬉しいです!


世界観設定資料4です。最初、本文の中にこれらの設定資料を入れていたのですが、全部抜き出して、まとめました。抜き出してよかったです!


ブックマークで応援していただけると、とてもとても嬉しいです!!

あなた様の応援が、何よりの原動力です。よろしくお願いいたします!!




※この小説は執筆に一部、AIを使用しています。

・自身で執筆した文章をAIに改変させているが、再度全て自分で編集・改稿

・自身で執筆した文章の誤字・脱字チェック

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろしければ、こちらの作品もお読みください。
『勇者レギウス ~最弱勇者と最強従者~』はこちら 本編の800年前のお話です。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。