1-68 世界観設定資料2 《建国神話》と《七支族》
※この章は世界観設定資料です。お時間のあるときに読んでいただけると物語がより楽しめるかも? です!
《建国神話》
二千年前、トロワール王国とその北に位置するドワンテロ王国との国境付近に突如、発生した奈落から出現したのは、最初に人類の前に姿をあらわし、魔界最強とうたわれた黄金の魔王ギリヨン。
魔王とともにあらわれた魔族の軍勢は南に進軍し、長い間、平和に暮らしていたトロワール王国を、烈火のごとき勢いで滅ぼしてしまった。
ベガリア王国で生まれた冒険者のガリウスは、精霊神ルミナの啓示を受け、魔王討伐の旅に出た。
トロワール王国で魔王軍と遭遇したガリウスは、トロワール王家の唯一の生き残りである王女を助け、ユヌリス王国に逃した。
その間に魔王の軍勢は北のドワンテロ王国を襲った。
魔王の軍勢を追ってドワンテロ王国に向かうガリウスだったが、間に合わず、王国は滅ぼされてしまった。
燃え崩れるドワンテロ王国の王都ウォルツから、王女を助け出し、ふたたびユヌリス王国に戻ったガリウスは、盟友である聖竜王の助けを借りて精霊界にわたった。そこで精霊神ルミナから神が鍛えし聖なる剣を、創造神ソラからは特別な勇者のスキルを授けられた。
聖剣を携えたガリウスは、魔王に襲われているユヌリス王国の王都バーリンに戻ってきたが、自信過剰な王は一介の冒険者の助力を拒否した。
そして、魔王の軍勢によって、大陸最強といわれていたユヌリス王国軍は壊滅。王はあえなく討ち死にし、不幸な王女がまたひとり残った。
ガリウスは、創造神から与えられた特別なスキルによって、助けた三人の古き王国の王女たちが受け継いでいたそれぞれの王家のスキルを継承し、魔王ギリヨンを一騎打ちの末に倒したのだった。
魔王を討伐し、魔族の残党を魔界に追いやった後、ガリウスは勇者と呼ばれ、王家を失い荒廃した国々を統一して、ガリウス王国(統一王国)を建国し、英雄王となった。
そして、魔王が魔界よりあらわれた奈落を封印し、その上に城を建て、王都ガリウスを造った。
ふたたび世界には平和がおとずれ、ガリウスは滅びた王国の王女たち三人を妻にめとり、その間に四人の子供をもうけた。
その後、ガリウスは王都を守るように、周りにユヌリス、ドワンテロ、トロワールの三つの大公国を造り、それぞれを成人した自分の子供たちに治めさせた。
やがて時は流れ、
ユヌリス大公国からは、キャスタル公国とセットリア公国が、
ドワンテロ大公国からは、サンクレス公国が、
トロワール大公国からは、シスレート公国が生まれた。
この三つの大公国(御三家)と四つの公国を治める家は“七支族”と呼ばれ、ガリウス王家とともに四百年に一度、勇者を輩出する始祖の血筋として、ガリウス王国の礎となった。
また、以下の言葉が始祖ガリウスの遺言として残されている。
ガリウス王国は
・他国を侵略しない
・人の国同士の争いには介入しない
・どの国であろうと魔王の侵攻があった場合は援軍を送り、必ず魔王を討伐せよ
ガリウス王国を建国した始祖ガリウスは、金髪紅眼であったと伝えられている。そのため、勇者は必ず金髪紅眼でなければならないとされ、魔王と戦った歴代の勇者たち――シリウス、ウルリック、レギウス、ライアス、そして、四百年前に魔王を倒した後に消えたサイラスも金髪紅眼であったといわれている。
四百年前、ふたたびあらわれた魔王ギリヨンによって、ガリウス王国の南西に位置し、大陸で最も古い王家の血をつないでいたベガリア王国が滅び、その領土はシスレート公国に編入された。
現在では、シスレート公家の血筋の者が、ベガリア辺境伯として、その地を治めている。
――デルタ・パウロ・セットリア著『ガリウス王国史』より抜粋――
◆
《七支族》
かつて魔王を倒した勇者が建国した国――ガリウス王国。
初代勇者、英雄王ガリウスが神の啓示によって、その血筋を絶やすことのないようにと王都の周りに三つの大公国を作り、やがてそこから四つの公国が生まれた。
その七つの国のそれぞれを支配する者たちを七支族と呼ぶ。特に大公国を治めている三つの家は御三家とも呼ばれ、王家に次ぐ絶大な権力を持っている。
四つの公国はそれぞれ御三家の大公国から新たに勇者が選ばれたことを記念して創られた分家だが、それぞれがその家に伝わる特別なスキル――勇者が神より与えられたスキル――を受け継いでいる。
スキルは子に遺伝するのだが、スキルを持たずに生まれてくることもあり、七支族では、一般庶民と異なり、スキルを持たずに生まれた者はでき損ないの落伍者としてひどい扱いを受けることも多い。
逆に隔世遺伝のように、その家に伝わるスキル以外の勇者のスキルまで発現する者もまれに存在する。ユヌリス家の剣光の貴公子シリウスはふたつのスキルを持っているといわれている。
他の国々と異なり、ガリウス王国には王家と七支族以外の貴族は存在しない(一代限りの名誉貴族は存在する)。そして、以下がガリウス王家と七支族の簡単な説明である。
〇ガリウス王家(色:赤、紋章:フェニックス)
ガリウス王国を支配する王家。勇者ガリウスは三人の妻との間に四人の子をもうけ、長男に王家を、残りの三人に三つの大公国を任せた(四人の子供たちのそれぞれに異なる勇者のスキルがひとつずつ遺伝していたといわれている)。
ガリウス王家のユニークスキルは《女王の瞳》。現ガリウス国王は、レオン・マクシム・ガリウス陛下。ガリウス王国の王都はガリウス。
〇ユヌリス大公家(色:紫、紋章:ドラゴン)
御三家筆頭。最も多く王家に嫁や婿を送り出しており、王国内で最も発言力のある支族。
ユヌリス家のユニークスキルは《光の剣》。現当主は、サーターン・アウレウス・ユヌリス大公閣下。ユヌリス大公国の首都はバーリン(王都の北西に位置する)。
〇ドワンテロ大公家(色:橙、紋章:グリフォン)
御三家のひとつ。ユヌリス家と常に張り合っている二番目に有力な支族。
ドワンテロ家のユニークスキルは《神の盾》。自身の防御力の数倍の不可視の障壁を張り、物理攻撃を反射することができる。現当主は、ベイロン・レナウス・ドワンテロ大公閣下。ドワンテロ大公国の首都はウォルツ(王都の北東に位置する)。
〇トロワール大公家(色:黄、紋章:獅子)
御三家のひとつ。神聖術に優れた支族。
トロワール家のユニークスキルは《神の怒り(ケラウノス)》。強力な神聖術系スキルであり、街を覆うほどの巨大な雷雲を召喚し、敵全体に雷を降らすことができるともいわれている。現当主は、ウォルダー・ベリック・トロワール大公閣下。トロワール大公国の首都はリーン(王都の南に位置する)。
〇キャスタル公爵家(色:緑、紋章:ワイバーン)
勇者シリウスが生まれたことで、ユヌリス家から別れた公国。
キャスタル家のユニークスキルは《超高速機動》。自分の身体能力を強化し、回避と手数に優れる。現当主は、アルブレヒト・ルキウス・キャスタル公爵閣下。キャスタル公国の首都はブラスト。
〇サンクレス公爵家(色:青、紋章:狼)
勇者ウルリックが生まれたことで、ドワンテロ家から別れた公国。
サンクレス家のユニークスキルは《超高速自己治癒》。現当主は、レオポルド・オロス・サンクレス公爵閣下。サンクレス公国の首都はアムスタ。
〇シスレート公爵家(色:紺、紋章:ユニコーン)
勇者レギウスが生まれたことで、トロワール家から別れた公国。
シスレート家のユニークスキルは《超治癒術》。現当主は、エルンスト・テムル・シスレート公爵閣下。シスレート公国の首都はズリク。
〇セットリア公爵家(色:白、紋章:マーメイド)
勇者ライアスが生まれたことで、ユヌリス家から別れた公国。
セットリア家のユニークスキルは《神の劫火》。自爆して敵を燃やし尽くすといわれているが、ライアスが亡くなり息子のサイラスも行方不明になったため、セットリア家はライアスの弟のテリウスが継ぎ、ライアスが神から与えられたユニークスキルは失われている。
現当主は、ハインリヒ・テリウス・セットリア公爵閣下。セットリア公国の首都はヴァリス。
――デルタ・パウロ・セットリア著『最新版:ガリウス王国の貴族』より抜粋――
「記憶喪失勇者」1-68を読んでいただき、本当にありがとうございます!!
さいらすと申します。
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世界観設定資料2です。5まで続きます。全部、読まなくても大丈夫ですw
ガリウスの話はいつか、ちゃんと書きたいと思ってます。
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※この小説は執筆に一部、AIを使用しています。
・自身で執筆した文章をAIに改変させているが、再度全て自分で編集・改稿
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