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(旧) 天才は異世界の救世主[厄災]となる  作者: ポルゼ
第一章 天才は異世界に連行される
23/59

協力関係

 フェンシェント国の第一王子、マリコム・フェンシェントを協力者にすべく、世莉架とアリーチェはマリコムと共に王城の中にある客室で話し合いを始めた。


「それで、何故アリーチェさんと人間の貴方が一緒に?」

「ルインからここに来る途中、思わぬ自然災害で他の冒険者や兵士達と分断されてしまった時があったの。だから仕方なく迂回していたらアリーチェと出会ったのよ」

「なんと、ルインから来られたのですね」


 世莉架がルインから来た事を知り、驚くマリコム。


「ルインで魔族の軍勢を退けた冒険者や兵士達には後ほど勲章と名誉と富を与えることになっています。まさか、セリカさんがその中の一人だったとは」

「けど私はルインに滞在していた期間は短いし、特に戦いの役にも立っていないから勲章とか必要ないわ」

「そう言われましても、既に決定事項ですし、何よりルインに残って魔族と戦う事を選択したその覚悟を称えたいのです」

「アルファやエルファのように戦場の最前線で戦っていた者達に対しては、勲章などを与えていいと思うわよ。私なんて一番後ろの戦線でブルブル震えていただけだからね」

「……そこまで言うのでしたら」

 

 世莉架が一番後ろの戦線でブルブル震えている様子が何故だか想像できないマリコムは、少々不本意ながらも世莉架の要求と言うほどではないが、その意思を汲むことにした。


「話を戻しますが、ルインで魔族との戦いを終え、こちらに向かう最中に思わぬ事態が起きてやむなく他の冒険者や兵士達と別行動をした。そしてその道中でアリーチェさんと出会った……ということは分かりましたが、どう出会ったんですか?」

「それはアリーチェが何故この国に入って来たのかを話す必要があるわね。アリーチェ、話して」


 そこで世莉架はアリーチェへバトンタッチする。アリーチェが幼馴染のことを自分で話した方が情に訴える事ができるだろう。


「えと……私の住む村に家族と同じくらい大切な幼馴染がいるんです。ですがその幼馴染がつい最近攫われてしまったんです。私はすぐにそれを村の村長や身分の高い人に話しましたが、なかなか動いてくれなかったため、自分一人で助けにきました。そして私の幼馴染を攫った組織を捕まえるためにルインからアークツルスへ行くための道で魔法によるトラップを仕掛けていたんですが、そこでセリカと出会いました」

「なるほど。早速質問なのですが、貴方の幼馴染を攫ったという組織は本当にアークツルスに存在するのですか? そして何故アークツルスに存在する組織だと分かったんですか?」

「その組織は長らくエルフを苦しめてきたこの国の裏社会の闇ギルドです。私はその紋章をしっかり見たので、間違いないと思います」

「その紋章には何が描かれていますか?」

「蝙蝠です」

「……なるほど」


 マリコムは蝙蝠の紋章が描かれていたというアリーチェの言葉を聞き、一度目を閉じてから小さく頷いた。どうやらその組織を知っているようだ。


「知っているのね」

「はい。裏社会の闇組織はいくつかありますが、蝙蝠の紋章が描かれているのはその中でも最大規模の組織ですね」


 マリコムは苦虫を嚙みつぶしたような顔で言った。やはり、悪を嫌って誠実と正義を尊ぶマリコムにとって、国に蔓延る闇がとても不快なようだ。


「マリコム王子、今のフェンシェント国はどう?」

 

 突然世莉架が漠然とした質問をマリコムに投げ入れる。


「……他国と比べても技術力が高く、戦闘においても生活面においても高い水準を誇っていますね。ここより北は魔族領ですが、魔族がなかなか攻めて来ないことが我が国の強さを証明していると思います。実際、他国がこの国の位置にいてもすぐに魔族に攻められて占領されることでしょう」

「なるほど。では、貴方は裏社会の闇組織が非人道的でありながらも経済などの面から国を支えているとしたら、貴方はどう対処する? どう対処したい?」

「……」


 世莉架の問いの真意を探りつつも、きちんと問われたことに答えようと考えを巡らすマリコム。


「社会には必ず表と裏が存在します。それはずっと昔から変わらないことですし、仕方のないことだと思っています。でも、それを容認していると秘密裏に犠牲になってっしまう人達が絶えない。だからどうにかしたいとは思っています。しかし、決して簡単にどうにかできることではありません。それほどこの国の根深いところに関わっていますし、社会を裏から支えている部分は少なからずありますから」

「では諦めると?」

「……悪は見過ごせません。闇組織の活動が我が国にとって利益になっている部分があるとしても、その利益に見合わない多くの人達が不幸になっている。多くの人達を不幸にする組織なんて許せないし、容認できません。ただやはり……」

「立場と責任、そして闇組織に関わっている権力者達……かしら?」

「そうです。私は第一王子ですが、まだ国を担えるほどの手腕はありません。これからもしばらくは父上が国を動かしていくでしょう。ですのでまだまだ小童の私の言うことなんて、それも闇組織の解体をしたいだなんて言っても利益を重く見てきっと周りの権力者達は誰も認めません」


 マリコムの言っていることは正しい。きっと権力者達は認めない。中にはマリコムの提案に賛同してくれる者もいるかもしれないが、このままでは提案が通ることはまずないだろう。

 その一因としてマリコムの未熟さ、というのも確かにあるが、世莉架とアリーチェは他にも原因があることを知っている。

 二人が裏社会と繋がっている証拠を見つけた貴族と商会のオーナーはこの国の中でもかなり権力や知名度があるのだ。それは家の規模や色々な文書からすぐに分かった事だった。貴族の中でも権力と知名度、そして発言力のあるその貴族のせいで他の貴族はあまり口出しできない。また、裏社会と繋がっている商会はかなり大きい商会で、世莉架達がアークツルスの南側の商業施設や娯楽施設で情報収集しようとしていたとき、その商会のエンブレムを多く見つけたのだ。これもまた、国を支える大きな商会ということもあり、簡単に口出しはできない。


「確かに、今のまま正直に闇組織の解体を提案しても一蹴されることでしょう。でも、そんな正直に動く必要があるかしら」

「どういうことです?」


 世莉架はニヤリと笑って言う。


「どんな権力者が関わっていたとしても、世間には勝てないってことよ」

「……まさか、世間に公表するということですか?」

「えぇ。それも闇組織を半壊滅くらいさせた状態でね」

「!」


 その言葉にマリコムだけでなく、アリーチェも驚いていた。

 最初はアリーチェの幼馴染を助けたらすぐに逃げればいい、というような話をしていた。その後は権力のある誰かを協力者として引き込み、それによってなんとかスムーズにアリーチェの幼馴染を救出することを目的としていた。

 しかし、今となってはマリコムを協力者として引き込もうとしつつ、完全にフェンシェント国の裏社会を壊滅させようとしているのだ。実力行使でまず半壊滅させ、その後世間に公表して社会的にも抹殺、撤廃させる。そうなればどんな権力者だろうが逃げ場は無い。

 そしてそれを目標とするならば、間違いなく危険度が跳ね上がる。最悪国に追われる立場に世莉架達がなるかもしれない。更にマリコムが協力していたならば、王子という立場を失くす可能性が大きくなる。とにかくリスクが高いのだ。

 しかし、それはアリーチェとマリコムにとっての話。世莉架からすると多少リスクが上がるだけであり、目的の達成を阻害する大きな要因には成り得ないのだ。この程度の窮地、この程度のリスクは数えきれないほど経験してきた世莉架だからこそ怖気付かずにそんな提案ができるのだ。


「それは……失敗したらタダじゃ済みませんね」

「そうね。でもこちらの方がより確実にこの国の裏社会を潰せるわ」

「デリケートな問題ですから、もう少し他の方法を考えた方が……」

「あら、怖気付いたの? 本気でこの国のことを考えているのなら、いつかは誰かがやらなければいけないことだと思うのだけど」

「……」


 マリコムは黙って考え込む。世莉架の言っていることは間違いっていない。今は裏社会によって得られる利益があるが、いつかは裏社会が国にとって大きな課題となることだろう。

 昔から裏社会は存在する。だがそれは時代が変わっていく毎に縮小していき、最後には恥ずべき、悔いるべき歴史として消されるのだ。それはいつかやってくる。世莉架がここで手を出さなくてもいつかは同じように裏社会を潰そうとする者は現れる。しかし、今はアリーチェの幼馴染を助ける、という目的があるため、さっさと潰せる良いチャンスなのだ。


「どうするの? 私達と協力してフェンシェント国に蔓延る裏社会の闇を潰すか、諦めていつか誰かが潰してくれることを外から願うか」

「……」

 

 世莉架はかなり嫌な聞き方をしている。わざわざ国名をしっかり言い、マリコムに王子という立場を意識させながらもここで諦めたら自分の無力さを痛感させられてしまう。それにマリコムの性格上、自分の嫌いな悪を誰かが潰してくれるのを待つなんて他力本願はきっと望んでいない。

 しかもいつの間にかマリコムが世莉架達に協力するかどうかの話になっている。最初はアリーチェが何故フェンシェント国にいるのかという話だったが、世莉架が上手くマリコムの考えている国の裏社会の現状を話させ、協力を促すような話を進めていったのだ。

 それでも、やはり王子という立場は重く、簡単には頷けない。


「まぁ、貴方の立場は私みたいないつ死んでも良いような人間とは違う。熟考するのは当然でしょう。だからここで一つ、貴方の背中を押す情報を与えてあげる」


 世莉架のその情報は、アリーチェも知っている。貴族と商会のオーナーの家で見つけたその情報は、決して無視できず、何よりも優先した方がいいような情報で、悩んでいるマリコムには大きい衝撃を与えるだろう。


「それはどういう……」

「教えてあげるわ」


 そして世莉架はその情報をマリコムに話した。それを知ったマリコムは目を見開き、焦りと驚きに満ちた表情をしていた。


「そ、そんなまさか……というかどこでその情報を? 確実な情報なのでしょうか?」

「どこで手に入れた、なんて野暮や質問ね。大体察しはついているでしょうに。それで、どう思う?」

「……それが本当ならば由々しき問題です。四の五の言っている場合では無いかもしれません」

「その通り、このまま放っておくと間違いなくこの国は終わるわね」


 マリコムはすぐに頭を冷やして冷静になる。世莉架の情報を完全に信用している訳では無いが、本当だったならばすぐにでも動かなければいけない。マリコムを引き込むために世莉架がついた嘘、という可能性も考慮するマリコムだが、世莉架がそんな嘘をつくように思えなかった。世莉架にどんな思惑があろうとも、裏社会の闇を潰したいという気持ちはマリコムに伝わっているからだ。

 仮に情報が嘘だったとしても結果的に裏社会の闇を潰せるのならばここで首を横に振る必要はない。マリコムは立場よりも不幸になっている人達の心情を優先することにした。


「分かりました。国民の幸せと尊厳を守るため、この国をより良いものにするため、裏社会の闇をどうにかしましょう」


 マリコムがそう宣言したとき、世莉架は表情にこそ出さなかったが、内心ではほくそ笑んでいた。

 これで国の王子というとても大きな協力者を得ることができた。ただ王子という立場上、世莉架達と密接に協力することはできない。


「ありがとう。とても心強いわ。この話は他の誰の耳にも入れてはいけない。だから次話すときの場所と時間を決めておきましょう。貴方は特に、気軽に外に出れる立場ではないからね」

「そうですね。作戦を立てなければいけませんし、一度じっくり話し合わなければいけませんね。

「えぇ」


 それから世莉架とマリコムは次会う場所と時間を決め、マリコムの予定が迫っていたので解散した。

 アリーチェは完全に蚊帳の外になっていたが、いつの間にか大きく話が進展したことに後々になって気づいて驚いていた。





 **





 王城を出て、ハーリアとメリアスと合流を果たした世莉架とアリーチェ。一旦宿に戻り、成果を発表し合うことになった。


「お、王子様と……?」


 マリコムと協力関係を結ぶことができた話を世莉架がするとハーリアとメリアスの目が点になった。

 まさか国の王子と出会い、更には事情を話した上で協力関係に至るなどとは想像もしていなかっただろう。


「えぇ。彼は多忙だけど、作戦を立てるためにまた会うことになるわ。その時は二人も一緒に来るのよ」

「国の王子様と会うなんて、緊張するんだけど……」

「でも、大きな進展だったね」


 ハーリアはお腹を押さえてまさかの展開に困惑しているようだが、メリアスは案外落ち着いている。


「そうね。成功率はかなり上がると思うわ。でもこれ以上協力者が見つかるかどうかは分からないけどね。そっちはどうだったの?」

「こっちは特に何も。怪しい人は特にいなかったし、それとなく闇のギルドについて質問したりしたけどみんなよく分かってなかった。かなり上手く世間には隠されてるようだよ」


 ハーリアが世莉架の質問に答える。特に成果はなかったようだ。 


「そう。やっぱり一般住宅街には求めている情報は無さそうね。じゃあ明日からは四人で行動しましょう」

「また情報取集?」

「主にね。私とアリーチェは既に重要な情報を見つけたけど、情報は大いに越したことはない。後は実際に町を歩きながら考えていくわ」

「分かった。それで、王子様を交えて行う作戦会議はいつ?」

「明後日の夜、アークツルスの北側にある冒険者ギルドの地下室で行うわ。本当は明後日も忙しいようなんだけど、あまり時間はかけられないから無理言って予定を空けてもらったわ」

「冒険者ギルド?」


 何故冒険者ギルド、という当然の疑問を浮かべるハーリアとメリアス。


「えぇ。王子は頭脳だけでなく、魔法のセンスも凄く高いらしくてね。色々と縁あって時々お忍びである冒険者ギルドに行くそうよ。だからそこで行うわ」

「へぇ、王子様って凄いんだね」


 メリアスが他人事のように言う。


「……?」


 そんな話を世莉架達がしている中、アリーチェはずっと黙っていた。それが気になったハーリアは首を傾げる。


「どうしたのアリーチェ。せっかく話が進展したのに、浮かない顔して」

「いや……」


 アリーチェはハーリアを見たと思ったらすぐに目を逸らして縮こまってしまった。


「はぁ、自分が思っていたよりも事が大きくなっちゃって困惑しているだけよ」


 世莉架はすぐにアリーチェの心境を言い当てる。


「う……だって、まさかこの国の王子と協力する事になって、しかも闇のギルドを壊滅させる事も目的になるなんて、思ってもなかったし」


 アリーチェは案外弱気になる事が多く、普段は強がっている事が多い。そんなアリーチェが可愛らしく思えたハーリアはクスリと笑ってテーブルの上に置かれているアリーチェの手を握る。


「!」

「大丈夫、楽観的かもしれないけど、なんとかなるよ」


 本当に楽観的な言葉だったが、アリーチェにとっては落ち着ける言葉と温もりだった。


「ありがとう」


 素直に礼を言うアリーチェを見て、随分心を許してくれたなぁ、と暖かい目で見守る世莉架達であった。





 **





 翌日、世莉架達は町を歩いて情報収集に努めた。少なからず成果はあった。

 その更に翌日の夜。


「行くわよ」


 世莉架達は外で夕食を終えた者や仕事から帰ってくる人がある程度減ったタイミングで宿を出た。

 目的の冒険者ギルドに近づいた時、そのギルドから二人の美男美女が出てくるのを確認した。


「あれ、セリカ?」


 なんとそこにはアルファとエルファがいたのだ。冒険者や兵士達の列から分断されてから数日会えていなかったが、偶然にも冒険者ギルドの前で再会した。


「アルファ、エルファ。奇遇ね」


 世莉架は驚きながらも冷静に話す。

 するとエルファが駆け寄ってきてセリカに顔を近づける。


「エ、エルファ?」

「もう、どこ行ってたの!? いつの間にかいなくなっちゃって、アークツルスにいればいつか来るだろう、とか思ったけど全然会えないし、本当に心配したんだから」


 どうやらエルファはとても心配してくれていたようだ。

 世莉架は微笑んでエルファの頭に手を置く。


「あっ……」

「ごめんなさい。色々あって少し着くのが遅れてしまったの。でも心配してくれてありがとう」

「う、うん」


 エルファは冷静になり、恥ずかしそうに頬を赤らめながらも頷いた。


「ほらな、絶対セリカは無事だろうと思ったぜ」


 続いてアルファが話しかけて来る。


「でも、突然いなくなったら心配するでしょ」

「心配はするけどよ、セリカなら大丈夫ってなんとなく思えないか?」

「まぁ、それは分かるけど」

「だろ、そんで今出会えたんだし、万事オッケー」


 アルファはくつくつと笑う。世莉架も釣られて上品に笑った。


「それで、どうして冒険者ギルドに? これから何か依頼を受けるのか?」


 そんな質問がアルファから飛んできた。アルファ達は当然世莉架達の状況を知らない。ここでアルファ達にアリーチェの話をしていいのか、一瞬迷う世莉架。元々はアルファ達の協力を欲しており、こうして思いがけず出会う事ができた。

 ただ、エルフであるアリーチェにどういう反応を示すのかが分からない。もしかするとエルフには拒絶的な反応を示す可能性がある。

 アリーチェは突然世莉架に話しかけてきたアルファ達に怯えてハーリアの後ろに隠れていた。そして世莉架がアルファの問いに答える前にエルファがアリーチェの存在に気づいた。


「あれ、パーティが増えたの?」


 アリーチェは深くフードを被っている。やはりその姿は少し怪しく、エルファは勘だが何らかの事件の可能性を考えた。


「えぇ」

「……セリカ、本当のところは?」


 世莉架はすぐに肯定するが、エルファは既にフードを被ったアリーチェの存在がそんな簡単なものではないと確信しているようだ。エルファの追及に、ここはもう二人を説得して協力してもらう方向に話を持っていった方が良いと世莉架は判断した。


「ちょっと、二人ともこの後時間ある?」


 世莉架はアルファとエルファを連れ、冒険者ギルドの地下室に行き、王子と作戦会議兼アルファとエルファの引き込みを行う事にしたのだった。 


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― 新着の感想 ―
[一言] おぉ、王子様はセリカさんの次に作中2番目の賢さですね。少なくとも現国王より賢明っぽい。
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