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《雄峰王之逆鱗(マウンティガスケイル)》〜ミルシィ・スターライトの視点〜


私達ーーーーーミルシィ・スターライトとチェリン・ポルカルトーーーーーが武闘会場から悲鳴の聞こえた方向へ飛び出すと、そこは普段ののどかな宿場町の情景とは一変していました。



「…………コイツァ……《大食鼠(ラージラット)》……なの……か…?」



チェリン・ポルカルトが疑問符を浮かべたのも無理はありません。

私たちの前で民衆達を襲っている10体の魔物の群れは、《大食鼠》であって《大食鼠》では無かったのです。


その容姿は明らかに従来の《大食鼠》と異なり、本来薄茶色であった体毛はひびの入った様な黒々とした甲殻で覆われ、そのサイズも通常の《大食鼠》の数倍の大きさになっていました。

目は赤く光り、口からがダラダラと唾液が溢れ石畳を濡らしています。


「チェリン・ポルカルト!考えるのは後ですっ!………《千手異能(ラッシュスキル)》ッ!」



私は一瞬固まってしまったチェリン・ポルカルトに檄を飛ばし、自身のスキルを発動させながら、民衆たちを尚も襲う《大食鼠》の亜種に、自身の腰に下げた《聖剣・天恵剣》で切り掛かります。

私の言葉に我に帰ったチェリン・ポルカルトも、それに続くように自身の《魔杖・天壌杖》を中空に浮遊させ展開しました。



「………空高く稲光を纏う天上の精霊よ、天空王の名の下に我に轟雷の槍を与えよ…ッ!『詠唱中略』ッ!《魔ヲ穿ツ轟雷ノ天槍(ボルティックゴルドランス!!」



「はあああああっ!!」


私の所有する、射程距離100mの攻撃判定拡大と敵影探知のアシストスキル《剣聖領域(ソードマスターテリトリー)》、自身に回避能力特化・攻撃技能補正・高速飛行能力の効果を与えるアシストスキル《天空王之翼舞(スカイジアフェザーダンス)》。

そして、斬撃に連続攻撃効果を付与するアタックスキル《閃光攻影(フラッシュシャドウ)》を織り込んだ、所持スキル全種同時起動効果を持つアシストスキル《千手異能》の斬撃と、チェリン・ポルカルトが《天壌杖》の持つ天空王系魔法の効果を拡大増幅する効果によって攻撃範囲と威力の上がった雷魔法《魔ヲ穿ツ轟雷ノ天槍》が《大食鼠》の群れに炸裂し、跡形もなく消滅しました。



ーーーーーーーーーー◯ーーーーーーーーーー



「ミルシィ様!チェリン部隊長殿!」



私たちがちょうど亜種《大食鼠》を駆除したところで、大通りの方から《巨人刀(タイタンソード)》部隊の紋章を付けた兵士が駆け寄って来ました。

チェリン・ポルカルトは、杖を仕舞いながらそれに応じます。



「《巨人刀》のとこの兵か、何があった?」


「はっ!イギル・イーガー部隊長より緊急の言伝です!」



もしや、と私はこの時消し炭になった《大食鼠》の亡骸をちらりと見ながら嫌な予感が胸をよぎりました。

そして、《巨人刀》の兵士の報告により、それは確信へと変わったのです。








「…………『《大食鼠》の亜種と思しき魔物の群れが宿場町近辺に突如出現!その数およそ10万!現在《巨人刀》全部隊と国境警備隊による防衛網で応戦中!スカイジア城より応援を要請されたし!』」





「は………!?」


「じゅ…………10万…………!?」



私たち二人は、その言葉に言葉を失いました。







ミルシィ・スターライトの作成スキル

アシストスキル

天空王之眼(スカイジア)

千手異能(ラッシュスキル)

剣聖領域(ソードマスターテリトリー)

天空王之翼舞(スカイジアフェザーダンス)

アタックスキル

白金剣聖(プラチナブレイド)

閃光攻影(フラッシュシャドウ)

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