ツンデレと天然とその友人とメイドのお茶会
キャラ達の一人称や口調など変なところがあれば教えて頂けると嬉しいです。
庭では無く、2階の部屋にお茶会の準備を済ませたケリーは先程からチラチラと気にしていたが気にしないようにしていた外へ視線を向けた。
レイからの手紙が届き、その翌日、待ち合わせた時間の数時間前から外レイがじっと待って居るのだ。
(速く来ては無礼にあたる、たが一刻も速くお嬢に会いに来た、だけどやはり迷惑かもしれないと思い、待っていると言うところか…)
ケリーは少しでも速く茶会を始めれるように、フローリアの支度を済ませることにした。
「ケリー、この髪型…おかしくないわよね?」
「はい。完璧でございます。お淑やかさと愛らしさがあり、目の保養でございます」
鏡の前で感度も確認する主にケリーは嫌な顔ひとつせず答えていた。
「大丈夫だよフローリア。相手あのレイ様 だよ、どんな姿でも可愛いと思ってくれるって」
アリアはフローリアの友人としてお茶会に参加するため、フローリアの家に泊まっていた。
あと単純にアリアがレイを見てみたかったのだ。
「ではお嬢、もうレイ様が来ていらっしゃいますので、お出迎え致しましょう」
「えぇ!もう来ていらっしゃるの?なら速く行かなきゃ」
フローリアは転ばないよう早走で玄関に向かい、扉を開けた。
「い、いらっしゃいませレイ様。どうぞ上がってください。お部屋までご案内致しますわ」
「ああ」
フローリアはぎこちなくはあったが、レイを2階の部屋まで案内した。
フローリアはレイが座るのを見ると、話しかけた。
「この度は来てくださりありがとうございます」
「ああ」
フローリアの言葉にもまた同じ返事で返した。
(こいつは、ああ。しか言えないのかっ!もっとマシな返事ぐらいしろよ!)
アリアがそう思っていた時、レイは突然アリアの方を向き口を開いた。
「そこの奴がフローリアの友人か……」
「あっ、はい。私の友人のアリアと言います」
「そうか……」
「はい、……」
(いや会話続かない〜)
アリアは内心髪をわしゃわしゃに掻きたい気分だったが、フローリアが意をけして話そうとするのを見て、本来の目的を思い出した。
「その、レイ様。私、レイ様にご相談がありまして…よろしいでしょうか?」
「ああ」
フローリアはレイに否定されなかったのが安心したのか、先程より言葉をしっかり紡いで話し始めた。
「実は少し前から学園で育ててる園芸部の花壇が荒らされていまして、先生や先輩方にもご相談しようと思ったのですが…その、結局、解決方法が見つかっておらず…その、レイ様にご相談しようと思ったのです」
「メイド、これは本当か?」
レイは何故かケリーの方を見て言った。
「はい。ただ、少し前と言われましたが正確には4ヶ月前からです」
レイはフローリアの方へ向き直り言った。
「まあいい分かった。だがなぜその4ヶ月前に言わなかった」
レイは少し低い声で言うと、フローリアは俯きながら言った。
「え、えっと……迷惑になると、思い…」
「まあいい分かった」
いやそれさっき聞いたよ、と思いながらアリアは手を挙げ言った。
「はい!ツンデレイ様!フローリアが入っている園芸部の先輩方がフローリアに対してすごく酷いんです!そしてすごく怪しいです!!」
「分かった、調査しておく」
意外とすんなり受け入れたレイに3人は驚きつつも、その後はギリギリの会話をフローリアが保ってくれていた…、だが緊張からか紅茶によく手を伸ばしていたため、ほんの数十秒前にお手洗いに行ってしまった……そこからは地獄の始まりだ。
しん、と静まり返った空気の中、アリアは耐えきれずこそこそ声でケリーの耳元に話しかけた。
「ねぇケリー、フローリア遅くないかなぁ」
「そうですね、では様子を見てくるのでお待ちください」
そう言うとそそくさと部屋から出ようとするケリーの腕をアリアは、ガシッと掴み引き止めた。
「ちょっと、行かないで、ここに2人っきりにしないで〜、ケリーだけ逃げるな〜〜〜」
「ちょっと、離してください」
アリアは絶対に離さんとばかりにしがみついた。
「やだやだ、あたしがフローリアの所に言いに行くからケリーは残っててー!」
「ちょっと、は、離して……おい、離せっ…」
アリアとケリーが揉めあってる間にレイが近づいてきた。
「さっきから何をしているのだ貴様ら」
レイが言い終えたその瞬間─
ガッシャーン!!
─と何かが落ちる音が聞こえた。
その場にいた一同が音のした方向、窓から見える庭に視線をやった。そこには少しさびたジョウロで水をやっていたフローリアが倒れていた…お手洗いのついでに目に入った花達に水をやっていたのだろう。
フローリアの家の庭には大量の花が育て上げられている。どれもフローリアが自身で植えた花だ。
アリアは倒れたフローリアが目に入ると身を乗り出して言った。
「あっ!フローリ…」
ガッシャーン!!!
アリアがフローリアの名前を言い終える前に、目の前の窓を突き破って出て行く、1人の男の姿─レイの姿が見えた。
「えええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
「はあぁぁぁぁぁぁぁ!?」
方や驚きと驚き、方や驚きと怒りの混じった叫び声を上げた。
するとケリーはなんと窓に足を掛けレイと同じように飛び降りてしまった。
「えええええええええぇぇぇぇぇえええ?!!!あんたもかよぉ!?!」
その後必死に階段を駆け下りたアリアだったが、降りた頃には全てが片付いていた……
フローリアが目を覚ますとそこには見慣れたメイドのケリーが横に座っていた。
「あれ?ケリー?」
「良かった、目が覚めましたねお嬢。突然倒れたんですよ、恐らく疲れと、緊張が急に和らいだからでしょう」
最後に、お花を愛でていたようですから、と付け足すケリーを見ながらフローリアはふとレイのことを思い出した。
「そ、そうだわケリー!レイ様は?私レイ様にお見送りなどしていないわ!」
ケリーは勢いよく飛び上がったフローリアをなだめながら言った。
「レイ様ならもうお帰りになりましたよ、わたしがお見送りを致しました。倒れたお嬢を助けてくれたのもレイ様ですよ、後でお礼のお手紙を書きましょうね」
頭を優しく撫でながら言う自分のメイドにフローリアは感謝した。
フローリアは感謝の気持ちと嬉しさでいっぱいだったが最後のケリーの言葉で、手紙を落としてしまった……
「実はお嬢。倒れてから1日がたち、もう夜でございます」
ここまで見てくださりありがとうございます。
今回は長かったですね、次回は短いと思います。




