まともな人はどこだよ…
おかしな部分があっても、気にせず見てくださると嬉しいです。
「失礼します、部長さんはいらっしゃいますか?」
フローリアは園芸部の部室を開けながら恐る恐る中を見ながら言った。
「あらあら、誰かと思えば貧乏令嬢のお花畑じゃない。何しに来たのよ、小汚いのが移るじゃない」
「そーよ、そーよ」
「アクヤク様の言う通りだわ」
扉を開けるとそこには豪華な赤い椅子に堂々と座った金髪ドリルの女子生徒と椅子の左右に座るよく似た2人のの女子生徒がいた。
「うーわ、いかにもじゃん」
「そうですか」
アリアは顔をしかめながら言ったがフローリアは何も気にしぜずに、先に進み始めた。
アリアもあわててついて行った。
「おーい!出てこーい、園芸部の部長ー!あっ、そういやフローリア、園芸部の部長ってどんな人なの?いや、名前聞いた方が早いかな…」
「部長さんですか?部長さんの名前は確か、オウ・リヨウ様よ。それがどうかしたの?」
「ねぇそれもしかして、園芸部の部費とか横領してないよね……」
アリアが部長の名前にドン引きしていると、奥からツカツカと音を鳴らしながら1人の男がやってきた。
「騒々しいな、何を騒いでいる」
男はメガネをクイッと上げながら言った。
「うわ、いかにもな感じで出てきたよ……横領疑惑の人」
アリアが真顔で言うと、ケリーの方から「ふっ」と笑う声が聞こえた気がしたが、振り返るとそこには澄まし顔のケリーしかいなかったので気のせいにした。
「フッ、横領だと。俺が園芸部の部費を横領する訳が無いだろう。貧乏令嬢の魂胆はわかっている自分で花壇を荒ら花壇を復活させる為と偽り園芸部の部費を食い散らかそうというものだろう。だがそれも今日までだ!お前に降ってくる金など無い!!」
「いやそれ絶対お前ーー!!」
早口でペラペラと語り出す部長にアリアが叫んだ。だが部長は発言を撤回するでもなく、メガネをクイクイと上げ下げしている、その行動に意味があるかは知らない。
「そ、そんなぁ。私、部費なんて使ったことも無いのに…自分のお金まで使って花壇を綺麗にしてきたのに……」
「貧乏令嬢になった原因これかよ!」
フローリアが涙目で俯いていると、ヒールをカツカツと鳴らしながら先程の部屋にいたアクヤクが来た。
「あらぁ、萎れた花の様になって可哀想に。ふんっ、そのままもっとみすぼらしくなるといいわぁ、貴方の婚約者もさぞ幻滅されるでしょうね。それかもうとっくにされてるのでしたっけ?」
ケラケラと笑いながらトリアとマーキ、略して取り巻きを連れてどこかへ行ってしまった。
「なにあいつら、て言うかフローリアって婚約者いたの?どんな人?頼りがいとかあったりする?」
「無い前提なのですね」
アリアは俯くフローリアの背を撫でながら言った。
「そうなの、私婚約者様がいるのだけれど……そんな愛されてなど無いのよ。たまにお茶会をするのだけれど会話など無くて、笑顔を向けられた事すらないわ。こんな貧乏令嬢と婚約なんて、何を考えておられるかも分からないの…」
フローリアはしゃがみこみ目元を拭いながら言った。
「うーん、そんな感じの人なのかぁ。どうしたものかなぁ」
「お嬢の婚約者は第2王子です。噂では氷の王子だとか…」
ケリーはキッパリと言うと、アリアは目をガン開きケリーを見た後、フローリアの方へ向き直った。
「ねえフローリア。婚約者の名前って何??」
「えっと、婚約者様のお名前はツンデレイ様よ。私は名前でお呼びする時はレイ様と呼ぶようにしているわ」
フローリアは当たり前と言う顔で、淡々と婚約者の名前を告げた。
「うわー!!またこのパターンだー!!」
アリアは叫びながら頭を抱えた……
家に帰ってから、ツンデレイ、略してレイに手紙を出したところ爆速で手紙が帰って来た……そのため翌日にレイを交えてお茶会をする事になった
見てくださりありがとうございました。
アクヤクやオウ・リヨウなど今後出てくるか知りませんが覚えやすい名前で良いですね。




