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第3話
藤原詩織は眉をひそめ、しばらく考えてから、隣にいる新人警察官の山田拓海に尋ねた。
「山田くん、何かおかしいと思わないか?」
山田警官は照れくさそうに笑って頷いた
「先輩もそう思いますか。やっぱり、詳しすぎるんですよね。普通、こんな恐怖体験をした人なら、もっと支離滅裂になるはずなんですが」
藤原詩織は先を促した。
山田警官は続けた。「お話によると、高橋美咲さんはアマチュア小説家で、最初はちょっと支離滅裂だったんですが、職業病というか、話していくうちにどんどん整理されていって。調べてみたら、ネットで結構な数の小説を発表していて、読者もそこそこいるみたいです」
藤原詩織は頷き、それ以上は何も言わず、先を読み進めた。




