第五話「引っ越し」
遅れましたm(_ _"m)
母の名前がやっと出ます!
数日後...
「藍!まだなの?迎えがもう来たわよ!」
今日は篠上さんの家...これからは僕たちも住むことになる家に引越しをする日だ。
「え!?ま、待って今降りるか、らっ!?」
階段を降りようとしたその時、足を踏み外してしまった。
ガッ ドドドドドド タッ クルッ ストン
そして見事に跳んで空中回転をし、着地した。
「...フッ すごいだろ?」
「さすが藍ね!すごいわぁ。」
「わぁ、さすがお兄様。いつものように素晴らしい運動神経です(棒)。」
パチパチパチ、、、
ただ妹の無機質な拍手の音が鳴るだけだった...。
というのは置いておいて。実は今の僕は、十三歳まで体操をしていたためか運動神経がいい。もちろん、やめた後も毎日のトレーニングは欠かせない。この世界では運動ができて損なんかないしね。
しかし、だ。僕が運動神経がいいのを家族に自慢しすぎた結果、母はまともの返事をくれるけど、妹は(棒)な返事しかくれないようになった。悲しいっ...!
「あら、車が来たわ。さぁ荷物を持って...」
ガチャ
「麗子様、藍様、紫音様。お迎えに上がりました、執事の江口と申します。以後、お見知りおきを。」
そう言って出てきたのは、おじいちゃんと呼んでもいいくらいの年のガタイのいい強面の男性だった。
かなりの迫力はあるが、どこか品を感じさせられる。そんな人のように思った。
どのようにしてその様な素晴らしい筋肉をつくれるか知りたい!!そして筋肉の付きにくい僕もあわよくばムキムキに...!
「江口さん、初めまして。川瀬麗子と申します。こちらは藍と紫音です。これからよろしくお願いいたします。」
自己紹介を始めた母に習い、僕たちも挨拶をする。
「川瀬 紫音です。よろしくお願いいたします。」
「川瀬 藍です。よろしくお願いします。あと!どのような鍛え方をしているのか教えてもらってもいいですか!?」
「おぉ!この筋肉に興味をお持ちですかな!?ええ、ぜひ教えましょう!しかし、今は急いでいるので時間が空きましたら...。」
「あ、そ、そうですよね。凄くて、ついはしゃでしまいました。...。」
「いいえ、大丈夫ですよ。わたくしのこの素晴らしい筋肉に興味を持ってくれてうれしい限りでございます!では、車にお乗りください。お荷物はお持ちいたしますのでこちらに。」
「わざわざありがとうございます。」
ガチャ ブロロロロ...
さすが一国の侯爵。車が前世でいうとリムジンくらいの大きさがある...。いや、まさかこんな車に乗る日が来るとは、、、。
車といえば、この世界では確か車の動力には魔力が使われている。魔力を使うので、環境問題にならない。とってもエコな動力だなぁ、と思う。
しばらくして僕は気になったことを聞いた。
「江口さん、運転中にすみません。侯爵邸までどのくらいかかるんですか?」
「ええ、そうですね。およそ三時間くらいかかりますね。」
「えぇ!?さ、三時間...?遠いんですね。」
「ええ、なにせ山の中にあるなものですから。それと、敬語は使わなくても結構ですよ。」
「あ、うん。分かった。」
そっか、山の中か...いっぱい動物がいるかな?空気もおいしいんだろうな...。
それにしても三時間か...寝よう。
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