表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『クロノ・レガシー:0.1秒の建国記』 ~最強無気力な転生聖女は1000年の夢を現実に変える~  作者: Zacku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/117

第63話:『冥界映え。 ―ハッシュタグは #地獄最高 #閻魔様マジ尊い―』

お母さんの掃除で「ホワイト化」した地獄が、まさかの観光地化。

閻魔大王は「ファンサービス」に追われ、三途の川は「渡し船」から「豪華クルーズ客船」へ。

リィナの適当な一言が、宇宙規模のトレンドを作ってしまいます。

「地獄」はもはや、恐れる場所ではなく、予約が取れない「聖地」となったのでした。

「……ちょっと、リィナ。これ、どういう状況?」

お母さんが、ハーブティーを飲みながら地獄のメインストリートを指差した。

昨日まで亡者の悲鳴が響いていた場所には、今やカラフルなネオンサインが踊り、自撮り棒を持った女子高生たちの集団が、「血の池(現在:ラズベリー色のバブルバス)」を背景にピースサインを決めている。

「……SNSでバズっちゃったのよ。『掃除が行き届きすぎてて、逆にエモい』って」

リィナがスマホを見せると、トレンドの1位には**#地獄の朝活**、2位には**#閻魔様の腹筋100分割**という文字が並んでいる。

「リィナ様! 閻魔様と私の2ショットが、100万いいねを突破しました!」

魔王サトウが、地獄限定の「ドクロ型タピオカ」を片手に、今どきのポーズで報告してくる。

「……サトウ、あんた魔王としてのプライドをどこに捨てたのよ」

『リィナ。……それだけじゃない。地獄の「映え」を維持するために、大量のサーバー負荷がかかっている。……(印:次元Wi-Fiの増設)×(印:フィルター加工の自動化)×(投げ銭:地獄限定スイーツの開発)。……よし。これで、どんなにブサイクな亡者も写真の中では美男美女に映る「地獄フィルター」が完成したよ』

パパが指を鳴らした瞬間、地獄中の「加工」が神レベルに到達。

SNSには「地獄に行ったら肌が綺麗になった(物理的に焼き払われて再生した)」「閻魔大王の説教がASMRとして最高」という口コミが爆発し、ついに現世と地獄を結ぶエスカレーターには、300時間待ちの行列ができた。

「リィナ、あんたも『地獄のイメージキャラクター』として何か投稿しなさいよ!」

とお母さん。

「……えー、めんどくさい。……(投稿:適当な空の写真)×(タグ:#帰りたい)×(拡散:強制)」

リィナが呟いた「帰りたい」という一言は、なぜか「深すぎる」「哲学的なエモさがある」と誤解され、さらに500万リツイートを記録。

リィナは本人の意思とは裏腹に、全次元の若者が憧れる「地獄のカリスマ・インフルエンサー」として君臨することになった。

第63話、ありがとうございました!

「地獄フィルター」で亡者が美男美女に(笑)。

パパのITスキルが、ついにインスタ映えの領域にまで貢献し始めました。

リィナの「帰りたい」がバズるのも、現代社会の闇を感じて面白いですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ