第四十二話
『これからの事を決めンぞ』
各々の返事を聞き、それぞれの意見を聞く。
『私は、まずは情報収集だと思うわ。こういう賑わっている街は情報を集め易いし』
『うんうん。私も同意見!』
『同じく』
__ふむ。
『そうだな。それと、人と戦うだけじャ実戦の力は身に付かねェ。魔物との戦闘は必ずするだろうよ』
『ついでに依頼も受ける、と?』
『あァ。恐らくな』
『じゃあ、情報収集をしつつ、冒険者組合で張り込みって感じ?』
葛葉が纏める。
『そうだな……。あァ。そンな感じだ。だが、気配察知は怠るなよ』
『『『了解』』』
念話を切る。
「……なァ、白雪」
「どうしたの?」
隣に腰掛ける白雪。
「俺は、ちャンと導けていたか?」
声が震える。
__時々、心配になる。
__父上が遺した藜組を、ちャンと導けていたのか。
「何で過去形なのよ」
頭を小突かれる。
「今も、貴方は、私達は率いているのよ? 簡単には行き来出来ない場所だけれど、私達は繋がっている。だから、それまで彼方では悪い奴らをぶっ倒しているだろうし、私達も戻る為に頑張っている。違う?」
__…………。
「あァ。そうだな……。すまねェ。世話かけてばッかだな」
「良いのよ。……そろそろ、夕餉の時間かしら」
外を見てそう言う白雪。
「そうみてェだな。行くか」
「えぇ」
部屋を出ると、丁度葛葉とルチアが出て来た。
「お腹減った~。早く食べ行こ!」
「おう」
下の食堂は、多くの冒険者達で賑わっていた。
「おっ! 英雄達の登場だあ!」
__は……?
殆どの冒険者達が一斉に此方を見る。
「さっ、こちらへどうぞ」
女将が俺達を案内する。
「おい、どういうことだ?」
小声で聞いてみる。
「この街を救ったも同然の方々ですのよ? そりゃ騒きますよ」
そう片目を瞑って言う女将。
「はァ……。ン」
「これは?」
「金。此処に居る全員の飯代と酒代奢ッてやッから、好きに騒げ」
一拍置いて雄叫びを上げる冒険者達。
「じゃあ、ありがたく使わせてもらうわねぇ」
「おう」
鼻歌を歌いながら厨房へ向かう女将。
俺達は冒険者達に連れられ、ど真ん中の席に座らせられる。
どんちゃん騒ぎする冒険者達。
「偶には、こういうのも良いな」
「そうね。総会後の宴会はしょっちゅうやってたけれど、此処までじゃなかったわ」
「楽しいね~!」
「だな」




