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極道少年のパラフィリアライフ  作者: 鳳凰寺未来
第一章
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第二十四話

「『ヴァンパイアフィリア・血液操作』」


「ひっ……?! な、何だコレ!?」


__自分の血がひとりでに浮かんだのを見たからか、血が足りなくてなのかは知らねェが、顔を真ッ青にするリオネル。


__……否、元暗殺者。


__元、が付くのは、コイツ程度の暗殺者だッたら普通にやッていけるのにも関わらず、野盗なンかを率いているからだ。


__ま、暗殺者ッつー職業は大体、貧困民が行き着く職業だからな。


__依頼主の奪い合いに破れたかなんかしたンだろ。


「頭が殺られたッつーのに、一人も出てきやしねェ。余程仲間意識が薄いンだなァ? えェ? 元暗殺者」


「ッ……」


 辺りの茂みから殺気が漏れ出る。


__そうでもねェみてェだな。


「な、なぜ、わかった……?」


「あァ? ンなもン、気配に決まッてンだろ」


__さて。


「時間稼ぎは終わッたか?」


「ッ?!」


 一瞬の動揺。


 しかし、すぐに手を挙げ、振り下げる。


 周囲の茂みから魔法が放たれる。


「すッげぇ密度だなァおい」


 元暗殺者の方を見ると、数人の野盗が『火魔法・火盾』を発動し、元暗殺者を守っていた。


「塵も積もれば山となるッてか」


「言ってる場合じゃないよ! こんなに魔法を撃たれちゃ、魔力が乱れて魔法どころじゃない!」


 慌てる葛葉。


「葛葉はアレだな。まだ経験が足らねェな」


「な、何の経験?」


「これよ、葛葉ちゃん」


 白雪が声をかけ、答えを指差す。


「あ!」


 直後、無数の魔法が俺達を直撃した。




「や、やりやしたね! お頭!」


「…………」


 黙り込む元暗殺者。


「お頭?」


「……さっきの、血が浮いたやつ。あれはユキシの技、だと思う。もし、シラユキね、……シラユキとクズハにも技があるとすれば、あの程度の弾幕、防ぎきれる様な……。そんな、予感がするんだ」


「ま、まさか……。それに、血を浮かす魔法なんて……」


 元暗殺者が首を振る。


「魔法じゃない。あの時、魔力の流れを感じなかった。あれは、似た様な、でも、全くの別物の様な、違う力……」


 何かに気づく元暗殺者。


「……やっぱり、まだ生きてる! 魔力とは違う力が、まだある!」


「お頭、何を……」


「何だ、これは……! どんどん、大きくなって……形が、出来て行く……?」


 目に見えて怯え始める元暗殺者。


「お、お頭!」


「な、なんだあれ?!」


 野盗の一人が何かを指差し叫ぶ。


 全員がソレを見る。

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