第二十八話
「んじゃ、手前等。殺れ」
その言葉を聞いて、瞬時に飛び出す部下達。
その中には葛葉も居る。
「……完ッ全に無双になッてやがる」
__葛葉、やる気に満ちてンなー。
「そろそろ行く?」
「あァ」
俺達も飛び降り、参戦する。
「藜の紫眼を討ち取れぇ!」
「そんな簡単に殺られるかよ!」
向かってくる敵を斬りまくる。
あっという間に俺の周りは死体で埋まった。
ふと、悲鳴が聞こえた。
振り向くと、神威と風間が襲われていた。
__何で彼奴等ッ!
俺は血で身の丈程の龍を作り、飛ばした。
龍は一瞬でそこへ行き、二人を守った。
「おい、大丈夫か」
そう言って俺は手を差し伸べようとする。
が、途中で引っ込める。
「大、丈夫……。貴方、は?」
「あ? ンなこたァどうでも良いだろ。早く戻れ」
そう言って背を向ける。
「あかざ……? 藜の、紫眼?」
「……行け」
「行こ、光」
神威を引っ張って行く風間。
「ま、また、会える?」
引っ張られながら、俺に問う神威。
「……さァな」
後ろを見ずに答える。
__聞こえたかどうかは知らねェ。
__彼奴はもう此方側じゃねェ。彼方側の人間。
__相容れぬ存在だ。
「さァて……。来いよ。纏めて相手してやる」
半円を作るようにして俺を囲んでいる敵に向かって挑発する。
そんな軽い挑発に乗り、飛びかかって来た。
それらを斬り伏せ、大将を探す。
__……居た。
「何逃げようとしてんだァ? 垂水組の大将さんよォ」
「ヒッ!?」
尻餅を着く垂水組大将。
「の、能力発動……!」
「おっと」
相手方の目を潰す。
「手前の能力は、視界に映る場所に爆発を起こす事が出来る能力だ。つまり、目を潰しちまえばその能力は使えねェ。だろ?」
__まァ、あまりの痛みに叫んでいるから何も聞こえてないだろうがな。
「あァ、そういや、さっきの汚ェ爆発……。ありャなんだァ? 俺が本物を見せてやるよ!」
「ば、馬鹿な……! 能力を複数持つ奴なんて……!」
「居るンだなァ、これが」
__一般的には知られて無ェけどな。
__まぁ、能力自体知られて無いンだが。
「能力発動、」
「や、やめっ……! やめろおおおおおおお!」
「『ピロフィリア・爆発操作』」




