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極道少年のパラフィリアライフ  作者: 鳳凰寺未来
序章
28/78

第二十七話

__今日は午前中に通常授業。午後から武闘祭の準備だ。


__今は授業中なんだけど……。


__なんだか、嫌な予感が止まらないんだ。


__それに、学校の周りが何か殺気立ってるし。


 不意に、通信機に緊急コードが送られてきた。


__緊急コードはこの教室内では僕、白雪、葛葉、鈴代先生に送られたみたい。


 緊急コードの内容は、組が追っていた二大組織が同盟を組み、僕、白雪、葛葉を狙って此処へ向かっているということだった。


 僕はすぐ理事長に報告し、講堂に避難させるよう言上した。


 すぐに緊急避難指令が校内に発動された。


 初めて聞く避難指令に戸惑う生徒達だが、鈴代先生が宥め、避難させる。


 僕、白雪、葛葉は生徒達を鈴代先生に任せ、抜け出す。


「……屋上に行くのね?」


 葛葉の問いに頷き、生徒達と鉢合わせしない道順で屋上へ上がる。


 扉を蹴破り、屋上に入った時には既に着物に姿を変えている三人。


「手前等、戦況は?」


 鬘を取りながら問うと、すぐに返答が来た。


「へい! 只今先行部隊が足止めをしていやす! ですが、奴等は住民街から来ていやして……。あまり派手な戦闘は出来ないかと……」


「十中八九それが狙いだろうなァ」


 戦闘装束の女中三人が俺達三人に羽織りを羽織らせる。


「さァて……。一丁派手に暴れようや!」


「理事長にも好きに暴れて良いって言われているしね」


「生徒に危害が及ばない程度で、だけど」


 俺達の見据える先は校庭。


 その校庭には既に何千人が押し寄せていた。


「流石二大悪徳極道だなァ。数が半端ねェ」


 笑いながら言って居ると、奴等が叫んできた。


「此処に藜組若大将と幹部、古清水組の姫が居ると聞いた! 出て来い!」


__やはり俺等が狙いか。


「……そこか」


__!


「頭を下げろ!」


 屋上で大きな爆発が起こる。


「ふっ、はははは! 油断してたお前等が悪い! こっちに能力者は居ないと高を括ってたお前等がな!」


 煙が晴れていく。


「はははは……、は?」


「おいおいおい。早とちりはいけねェなァ? 垂水(たるみ)組大将さんよォ? というかなンだァ? 今の汚ェ爆発は」


 煙が晴れたそこに居たのは、大きな紅い龍と、その頭に乗っている俺だ。


「な、なんだ、そりゃ……」


 どよめきが奔り、腰を抜かす者も居る。


 其れ等を鼻で嗤い、後ろに跪く部下達に命令する。


「んじゃ、手前等。殺れ」

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