異世界斡旋所4
「もういいや。
上が許可したのだから俺は知らん。」
俺?
さっきまで僕って言ってたのに。
「あーそれは仕事用に‥
もう面倒だからこのままいくぞ。
何でか知らんが、バスはオッケーだ。
それにチート以外の力を与えろって。
お前、何者だ?
親戚に上位の天使でもいるか?」
親戚に天使がいるわけないじゃん。
「とりあえず『言語理解』は付けるとして‥。
バスを収納するから『アイテムボックス』
くそっ、バス入れるぐらいだから3L?
いや、10Lかぁ。」
おっ、『言語理解』『アイテムボックス』をゲット!
「あっ、バスの動力は電気だから。
天井にソーラーパネルがついてるから充電してくれ。」
動力は電気かぁ‥。
異世界に軽油があるかわからないから電気が無難だろう。
おっ、忘れるところだった。
「何か武装とかありますか?」
大事な事なので尋ねてみる。
「あるか!
普通のバスに武装があるわけないだろ?
クラクションでビビらせるか、ライトでも目に当てとけ!」
投げやりな言葉に儚い希望を断たれてしまう。
「ちなみに、いきなり異世界に行ってもバス運転出来ないから。」
おっと、聞き捨てならない事を耳にしてしまう。
「何でですか!!」
せっかく異世界にバスを持ち込めるのに運転出来ないとか、どんな地獄だよ!
「何でって言われてもな‥
異世界にバスを持ち込むとか前代未聞だからなぁ。
まぁ、上が決めたことだから俺に文句を言われても。」
中間管理職みたいな物言いだなぁ。
「具体的に何をやればバスを運転出来るようになるのですか?」
是が非でもバスを運転したいので津田さんの言葉を集中時で待つ。
「詳しくは知らんけど、レベルが上がる毎にバスの部品が貰えるみたいだ。」
それって部品を貰って組み立てるやつだろ?
「いや、ディアゴス◯ィーニじゃん!!」
「ディ◯ゴスティーニが何か分からんが、とにかく説明は終わったから早速異世界に向かってもらうぞ。
まぁ、たぶん悪いようにはならんと思うから。
とにかく頑張れ。」
適当だなコイツ!
「ちょっと、まだ聞きたいことが‥」
「すまんが時間切れだ。
それでは、良き異世界ライフを。」
津田の言葉を聞いた瞬間、意識を失うのであった。
◇◆
「何か面白いヤツだったな。
バスを持ち込むとか‥。
ふっ、ちょっとだけ応援してやるか。」
斗馬が知らぬところでスキルが追加されるのであった。




