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警察一家との決着

バタン…


そんな音と共に冬華が倒れた。


「そ、そんな…冬華さん!」


「蒼空、」


走る蒼空の腕を啓斗がそっと掴んだ。


「フィールドに入っちゃいけねぇ、あいつは負けた」


「冬華さんは生きてるんですか?」


「安心してください、気絶してるだけですよ」


そう言って白太はスタンガンを腰のポケットにしまう。


「さぁ、次がラストですよ。誰が相…」


「誰が相手になるんじゃ?」


禿太郎がリボルバーを回して言った。


「いいだろうここは俺が相手になる」


主人が腰の鞘から剣を抜き出し構えた。


「ふっ、かかってこいやぁ」


「2人とも準備は出来ましたか?」


「あぁ」

「いつでも行ける」


「それでは戦闘開始まで3,2,1,始め!」


バン!ババン‼︎

カァン‼︎


激しい銃撃を主人は軽々と受け流す。


「所詮こんなもんか」


「なんだぁ?その呆れたような顔は、全く最近の若者は、俺は警察署長じゃぞ」


禿太郎はリボルバーに銃弾を詰める。


「警察長が武器を使ってこんなことしていいのかな?」


「ダメだね、だがここは仮想空間…

何をしてもいいってわけじゃ」


「ふ、おもしれぇ奴だ」


「それはこっちのセリフじゃ」


そういうと禿太郎は懐からもう一丁のリボルバーを取り出した。


「な、武器は一つだけじゃないのか」


「さっきまで使ってたのは会社支給のやつ、今出したこれは俺の武器じゃ」


「二丁拳銃ってわけか、やはり面白いやつだ」


主人は剣の構え方を順手から逆手に切り替えた。


「技ってのは生まれ持つものじゃなくって自分で育てるものなんだ」


主人は剣を構え姿勢を低くする。


「なんだこのただならない気配は」


「体に力が入らないッス」


「くっ、なんのこれしき、臆するな禿太郎!!俺は警察署長だ」


「そうか、じゃあな」


シュワン…シュワン…


「天変地異を巻き起こし、敵を滅せよ…

『竜殺し・爆裂破斬』!!」


シュキン!ボゴゴゴォォン!!


戦場は微かに赤く染った砂埃によって一瞬にして見えなくなった。


「なんて威力だ、これじゃ禿太郎さんは」


「どうだろうな、ここからじゃわかんねぇ」


やがて砂埃が止むと仰向けに倒れている人間ともう一人、うつ伏せで剣を握った人間がいた


「主人さん?!」


「これは、先に立ち上がった方の勝ちにしましょうか」


白太がそう言うと…


カチャン


戦場から地面と鉄が触れ合う音がした。


「お、俺は、ま、だ…立て、る」


「お主もまだまだじゃのう」


主人の声に反応してもう一方の体が動き始める。


「な、この技は、一撃必殺の技、なはず…」


「すまないなぁ、ここでは技が使えないと言ったな、あれは半分嘘じゃ」


「なに、どういうことだ」


「わしの技は他の人間の技とはちと違ってな、自動発動なんじゃ」


「自動発動?」


蒼空が聞く


「ワシの技は復活、名の通り1回復活できるって技じゃ。

まぁ、この技はもうつかえん、だがお前の負けじゃ」


「まだだ、まだ俺は……やれる!!」


主人から今までにないほどの闘気が見られた。


「おいこれやべぇんじゃ」


「ダメだ、めまいがしてくる」


「少し離れた方が良さそっすね」


「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎‼︎」


シャイン‼︎…シャイン!


主人が叫ぶとその剣からは大きな斬撃が何発も放たれた。


「うがっ、くそ、立てん…主人公補正が…」


ジャシュッ、ジュシャ…


主人のはなった斬撃が禿太郎を切り付ける。


「父さん‼︎」「親父‼︎」


禿太郎の体は無惨にも三等分になった。


バタッ


全てを出し切った主人もその場に倒れ込んだ。


「お前!父さんになんて事を‼︎」


「やめろ白太、これは俺たちが挑んだ決闘、そしこてこれがその結果だ。

親父はこうなる事も予想してたかもしれない、だが親父は俺たちを恨むことはないだろうぜ…」


擦太は白太を宥めるように言う。


「…そうだな、兄さん……

立派な父親でしたよ」


「…なんかすまねぇな俺たちの連れがこんな事しちまって」


「いえ、試合は終わりましたから、このフィールドは解除させていただきます」


シュワン…シュワン


フィールドが少しずつ薄れてやがて全員は現実へと戻される。

そこに禿太郎の遺体は無かった…


「この事は秘密にしておきます、父さんの事はこちらでなんとかしておきますので」


「お前らだったらやれるかもしれないな」


「…?何のことですか?」


「この街の謎についてさ、俺らの調べによるとこの事件の鍵を握っているのは市…」


「擦太さん?どうかしたんすか?」


擦太は無言で木刀を取り出す。


バコンッ!


擦太は木刀を自らの頭に向けて振りかざした。


「兄さん⁉︎」


擦太はその場で倒れる。


「どう言う事だ、なぜいきなりこんな事を」


「これも事件に関与しているのかもしれません、先ほどの自殺した男性の時と同じように」

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― 新着の感想 ―
なんか久しぶりに読んだ気がする。 最高な小説をありがとう。
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