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神隠し

「誰だ!!」

「ワターシはカナムリーナ・GD・エンビー

youのオナカマはナクナッタデス」


音もなく現れた謎の男は、金髪に毛先が銀色の髪を触りながら言った


「ワタシのワザは、カミカクシ…ワタシのマップ、フれたものキエマス!!ミツケタラ、カイホウしてあげます、ワタシは、コウゲキシマセーン」

「は?つまり、ただのイタズラで仲間を隠したって事?」

「ハーイ、ソウデース!!ガンバッテ、ミツケテくださいネ」


そう言うとエンビーは自分の体を触り、下半身からどんどん色が薄くなっていき、消えていった


「くそ…狸、一緒にみつけましょう」


……


「まさか!!」


蒼空が辺りを見渡すも、そこに狸の姿はなかった


「1人でどう見つければいいんだよ…

足は隠されてるから腕だけで何とか動けるか?

…ダメだ腕力がない」


結局蒼空はドローンを使うことにした


━━━━━40分後━━━━━


「僕が倒れてなければこんなことにならなかったのに。

どこだ、どこにいる、ドローンでも見つからないか、どうすれば…クソ、」

「ヒトーツイイワスれてマーシタ」

「まだ居るのかよ」

「ワタシはイツモミテますよ。

ヨアケまでに、ミナさんをミツケられなければ、

ソンザイがどんどんキエテユキマース」

「は?なんだよそれ、足がないんじゃ探せないし、無理ゲーじゃん」

「アンシンしてクダサーイ、ミナサンのバショチカクです

タブンココから、620メートル…サキカモです」

「620?!僕のドローンの可動域は僕から半径50メートル、それ以上の距離にいたら…

無理だ、助けられない…

そうだ、助け方!声が聞こえたらとか、解放条件は!」

「タッチでーす」

「ダメか、今から日が沈むまで残り3時間、夜明けまでは7時間だ、ここから突破する方法…とりあえずドローンで探索するか」


━━━━━━4時間後━━━━━━


「ダメだ見つからない、そろそろ本格的にまずくなってきた」

「ワターシもヒトゴロしはしたくないデース」

「お前も探せよ…

ドローンでなにか出来ないのか、ドローンで移動とかは…鎖だ、ドローンは小さいから移動には向かない…でもドローンに鎖を繋げれば、ドローンに引っ張ってもらうことで移動が出来る!!」

「オソいですネ、フンソク0.4mほどデス」

「これでも最低限移動ができるんだ、これなら…まだ可能性は、」


━━━━━20分後━━━━━


ブォン…ブォ、ブブ…ブブブブ…


「ドローン!?壊れたのか?、技が壊れることなんて…違う充電切れだ…」

「これは…ツマリ」

「探すことが出来なくなりました」

「ノコりジカン…ハ?」

「2時間40分、ですね」

「Oh!No!

マズイデス!!マズイデース!!!!

どうしまショーウ、ヒトゴロしイヤデース!!」

「それを僕の前で言われても…あなたが探せば良いのでは?」

「ソウデスネェ、どこにカクシましたっけ」

「ダメだ、こいつ」

「ワタシ、サガしてきマース」

「えっ、ちょっ、せめて連れて行ってくれませんかー!!

ダメだ聞こえてない、見つけてくれるまで待つしかないのか」


━━━━━2時間後━━━━━


「あいつ逃げたな、

どうするか残り時間は約40分、それまでに探さないとみんなは…

こんな状態で何ができるか

冬華さんなら何をする、啓斗さんなら何をする、政宗さんなら…分からない、何をすればいいのか…

違う、分からないなんて無い、今はただ、皆さんを見つけることを第1優先に、

気分を落ち着かせて、皆さんの顔を頭に思い浮かべて、深呼吸して、風を感じて、感覚を…研ぎ澄ませて」

「すぅぅぅぅぅぅぅ」


ズゥゥゥゥゥゥ


「変な音…虫のは音のような、でも不快じゃない静かで心地の良い音…

なんで急にこんな音が?」


蒼空が目を開けるとそこにはとても小さく小型カメラのような見た目をしたドローンがあった


「は?え?なにこれ僕の、ドローン?

え?でもここにいつものドローンが…

考えてる暇は無いか、これが僕のドローンなら、使うしかない!

探せ!!小型ドローン!!」


ズゥゥゥゥゥゥ…


「?! 空からの視点、ドローンの視点だ、100m突破!かなり遠くまで動ける…これなら

地面の所々から赤色の煙が湧き出てくる、

サーモグラフィーだ、この赤い煙の湧いているところはつまり呼吸をしている所、そこを手当り次第探していけば…

見つけた、あきらかに赤い煙の流れがおかしい場所がある、あそこに鎖をぶつければタッチ判定になるか?」


ズザ…カチャ…


「体が動く!開放されたんスね!」

「政宗さん!残り時間は少ないです夜明けまでに他の皆さんを見つけてください!!」

「蒼空さん?!新しいドローンスか…他の皆さんは何処にいるんスか?」

「南南東、約160m先、木陰に一人、もう1人は東方面500m先に一人

政宗さんは南南東に、僕は東に向かいます、

急ぎましょう!」

「了解っス!!」


━━━━━20分後━━━━━


「ここら辺スか、だいぶ遠かったッス…

この木ッスかね、はい」


カチャ…


「ぷはぁ…やっと動けるよー、政宗ありがとー」

「急いで蒼空さんの所へ戻りましょう」

「?…わかった」


━━━━━15分後━━━━━


「ここら辺か、あそこの赤い煙…どんどん弱ってる、急げ急げ!」


カチャ…


「あっぶねぇ…頭がぶわってなってた…

このドローンは、蒼空か、ありがとうな今そっちに向かう」


━━━━━━━━━━


「危なかった…間一髪でみんなを助けられた…

みんなで街に向かう準備を…足だ!!

そうだった足を隠されたんだ、

まずいぞ、夜明けまであと数分も無い…

見つけなきゃ

!!……狸もだ!

まずいまずいまずい1人でも間に合わない、そうだった、ドローンのサーモグラフィーで狸は…居た!あそこの水辺だ!!届け鎖!!」


バチン!!…カチャ…


「届いた!」

「キゥイ!!」

「狸さん!!夜明けまでに足を探してください!!」

「キュュ!!」

「夜明けまで残り20秒前後…探し出せ見つけろ見つけろ…足だから呼吸なんで分からない体温だ体温で感じろ……

残り10…9…8…7…6…5…4……」

「蒼空ー!!見つけたぞ!!お前の足!!

ここだけ異様に地面が柔らかい!!ここだぁ!!!」


カチャ…


「耐えた…か」

「はい…かなりギリギリでしたが、足は無事に戻りました、ありがとうございます啓斗さん」

「あぁこちらこそ助けてくれてありがとうな、危うく消されるところだった」

「蒼空くーん!」

「蒼空さん!大丈夫ッスか?!」

「はい、皆さんこそ…平気でしたか?」

「自分は大丈夫ッス」

「私も」

「良かった…」

「変な敵だったね、道に迷ったって言われたから地図触ったら急に真っ暗になって何も聞こえなくなったからびっくりしたよ」

「まぁ、もう終わった事っすから、

次会った時はボッコボコにしてやるッス」

「ところで政宗、その眼帯は?」

「あ、これは…あの…ねぇさんとさっき遭遇して…」

「あぁあのメガネの女か」

「人の姉に向かって女って」

「姉じゃ無いっすけどね」

「政宗ってそういう趣味あったんだ」

「べ、別に良いじゃないッスか!」

「俺は少し仮眠でも取ろうかな…」

「そうだね…少し休憩したら街に向かおう」

「キュイ!!」


━━━━━━1時間後━━━━━━━


「ソコのヒト!!ミツカリまシタか」

「うわ、逃げたやつ」

「sorry…サガしてたらマヨってしまいました」

「嘘ですよね?」

「ウソじゃナイデス!ホントデス」

「いいえ紛れもない嘘です」

「おい、そんな言わなくたっていいだろ」

「啓斗さん、ではなぜ道に迷った人がここまで帰って来れたのでしょうか」

「あぁ…確かに」

「蒼空さん、案外頭の回転早いんすね」

「ホントにマヨいました!!」

「じゃああなたはどこに行きたいの?」

「……ナイデスネ。」

「ほら、無いじゃないですか」

「で?あなたはなんで今更ここに戻ってきたんスか?」

「メイ…アヤまりにキました」

「また嘘ついた、」

「…ハァ、メイレイされました」

「命令?誰にですか?」

「オトコのヨニングミにデス」

「その4人組の見た目は?」

「なんか事情聴取始まったぞ」

「シロのロングTシャツとクロのジャケット、

ダメージジーンズとパーマのヒトです」

「かなり個性的な人達だねー」

「それは俺達のことかい!」


ギィィン!!


耳に残るように響くギターの重音が少し遠くから聞こえた


「あなたは確か」

「サッキのヒト!!」

「あんたはどっか行け!

よぉ!!また会ったな蒼空!!」

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