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孤独な少女は世界の子 ー星々は世界を見ているー  作者: 偽善の仮面
第一章 星々はまだ見ていない
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第一章 星々はまだ見ていない 第三話 放課後

 

 

授業は、順調に進み帰宅の時間となった。

 

 

陰陽和魔

「それでは、今日は此処までだ」

「明日から、本格的に授業を始める。ちゃんと受ける様に」

 

五十嵐楓牙

「はぁ~い」

 

 

和魔先生は、そう言って教室を後にする。

皆が、カバンに荷物を入れて行く。

 

先に教室を後にしたのは、万象と美紗都だった。

 

 

鍛治万象

「それじゃ!俺はお先に!また、会おうな」

 

新島美紗都

「わたくしも、これで」

 

 

万象は、手を振って部屋を後にする。

美紗都も、軽くお辞儀をしてその場から去る。

 

教室に残っているのは、忘れ物がないかチェックしてる才

未だに、なにもせずに机の上に足を置いている楓牙

 

スケッチブックをカバンの中に入れて帰るか悩んんでる虚無

 

教室で、堂々と寝ている時 

無表情でボーっとしている録

 

 

結局、スケッチブックは手に持って持ち帰る事にした虚無

 

カバンのチャックを閉めて、教室を後にしようとすると、楓牙が呼び止める。

 

 

五十嵐楓牙

「お前、ちょっとこっち来い」

 

神鏡虚無

「えっ…えぇ?私?」

 

五十嵐楓牙

「お前以外誰がいんだよ」

「ほ~ら、来い」

 

神鏡虚無

「……はい…」

 

 

怯えている声で答える。

 

楓牙は、虚無の手首を少し乱暴に掴むと部屋を後にする。

 

その様子を見ていた才と録

才が少し心配して、その跡をつける。

 

録もしれっと、2人の跡をつける。

 

 

_______________________

 

 

人気のない教室に、案内させられる。

虚無は、かなり怯えている。

 

 

五十嵐楓牙

「お前、絵を描く能力なんだろう?」

「見せろよ。お前の絵」

 

神鏡虚無

「えっ…」

「分かりました」

 

 

虚無が、スケッチブックを開いて絵を見せる。

 

 

五十嵐楓牙

「へぇ~上手じゃん」

「これを無能呼ばわりとは、呆れる」

「はい、返すよ」

 

神鏡虚無

「ありがとうございます…」

「その…ありがとうございます…」

 

 

少し離れた所では…

 

 

一ノ瀬才

「誰が無能呼ばわりなどしているのでしょうか?」

 

???

「それは、先生だよ」

 

一ノ瀬才

「……!」

「録さん、どうして此処に」

 

「それに、先程の回答は…」

 

目黒録

「これは、秘密だけど…」

「多分、虚無さん。イジメを受けてるし、これからも受けるよ」

 

一ノ瀬才

「どう言う意味で…」

 

目黒録

「あの目は、イジメを受けてる人の目だよ」

「それに、先生のあの目はイジメをする目だから、僕はイジメをしてる奴をよく見て来た」

「だから、分かる」

 

一ノ瀬才

「楓牙さんが、イジメ可能性は?」

 

目黒録

「ないよ。楓牙さんの目には、イジメをする様な目をしてない」

「多分、何か知ってる。あの目は心配の目だから」

 

一ノ瀬才

「………………………………」

 

 

才は、考えている様なポーズをとる。

その様子を見ている録

 

 

一ノ瀬才

「そろそろ彼が、戻ってくるでしょう。教室に戻りましょう」

 

目黒録

「分かった」

 

 

2人は、楓牙に気付かれないようにその場を跡にする。

 

 

一方、楓牙と虚無は…

 

 

五十嵐楓牙

「お前は、絵が好きか?」

 

神鏡虚無

「うん、好きだよ…」

「落ち着くから」

 

五十嵐楓牙

「お前、イジメを受けたことはあるか?」

 

神鏡虚無

「……!」

「ない!ないよ!それと、そろそろ家に帰らなきゃだからそれじゃ!」

 

 

虚無は、早口でそう言うと足早にその場を去る。

 

 

五十嵐楓牙

「彼奴、確実にイジメを受けたことがあるな」

「なんで、あんな怯えてんだ?」

 

「にしても、聞けなかったな。お前、一回何処かで会ったことが…」

 

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