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孤独な少女は世界の子 ー星々は世界を見ているー  作者: 偽善の仮面
第二章 7つの命を巡る星座
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第二章 7つの命を巡る星座 第九話 美術が描く命の星座

 

 

虚無が、学校に通えるまで回復した日

その日は、部活がある日だった。

 

各自も部活や帰宅しようとしていた。

 

だが、教室には3人の人影があった。

いたのは、帰宅部の楓牙、万象、時の3人だった。

 

才は、“ 異能力部 ”と言う異能力に関しての学問を研究し知ると言う部活

録は、廃部ギリギリになりかけていた“ 吹奏楽部 ”に入部していた。

 

虚無は、“ 美術部 ”に行っていた。

 

美紗都は、6つあるうちの2つの習い事に行くために早々に帰宅した。

 

 

教室では、万象が帰宅準備を…

時は、少し眠そうにウトウト…としながら、帰宅準備をしようとしていた。

 

楓牙は、「生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》」について考えていた。

 

 

五十嵐楓牙

「そういや、保健室の先生って、今どこにいんだっけ?」

 

蓬莱時

「美術室、今日は、美術部の副顧問としているよ」

 

五十嵐楓牙

「なら、特別な名前について聞きに行かね?」

 

鍛治万象

「おぉ!いいな!」

 

 

万象は、そう言って荷物を入れ終わった鞄を背負いながら、美術部の教室である美術室へと向かった。

 

 

___________________

 

 

美術室前

 

楓牙が、扉をノックする。

部屋の奥から、声が聞こえ扉が開く。

 

其処には、知らない高身長よりの男性教師が立っていた。

 

 

五十嵐楓牙

「誰だオメェ…」

 

??

「私は、3年3組の担任兼美術部の顧問をしてる…」

 

美時ルストロ

「美時 ルストロ(びとき ルストロ)だ。よろしく頼む」

 

鍛治万象

「和魔先生が言ってた100歳越えの先生ってこの人なんだ」

 

美時ルストロ

「私か虚無さんに、何かようかな?」

 

五十嵐楓牙

「保健室の茨センセはいねぇか?」

「一昨日くれぇに、“ 生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》 ”について習ったから、どうせ暇してそうな茨先生に聞きに来たって感じ〜」

 

美時ルストロ

「そう言う事だったのかい」

「茨先生は、ちょうど怪我人が来たから保健室の方に戻ったよ」

 

鍛治万象

「な〜んだ。入れ違いしちまったよ…」

 

美時ルストロ

「でも、君たちはちょうどいい時にきたよ」

「今、美術部の子達にお題として、“ 生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》 ”にして絵を描いて貰ってるから、見るといい」

 

五十嵐楓牙

「おっ!ラッキー」

 

美時ルストロ

「皆んな、集中してるから、静かにしててね」

 

五十嵐楓牙&鍛治万象

「は〜い」

 

蓬莱時

「……は〜い」

 

 

そうして、3人が美術室に入る。

そこでは、副部長の阿武野岬と部員の大雪シロナを除く3人の部員が、雑談をしつつ絵を描いていた。

 

その2人は、軽い風邪を引いて、一応のために休んでいた。

 

ルストロ先生が、手を叩いて静止する。

 

 

美時ルストロ

「ちょっと、急だけど、一年一組の生徒さんがやって来たから、ちょっとの間、君たちの絵を見せてあげてくれるかい?」

 

須貝緑

「はい!私は、いいよ!」

 

阿武野海人

「私も構いません」

 

神鏡虚無

「わ、わ、私も、…か、かか構いません…//」

 

 

虚無は、恥ずかしがっているのか、顔を真っ赤にしながら答えた。

3人が、入ってくると真っ先に虚無を見つけて、そこへ行って虚無の絵を見た。

 

 

五十嵐楓牙

「へぇ〜虚無って、美術部に入ってたんだな」

 

神鏡虚無

「う…うん……」

 

鍛治万象

「どした?顔真っ赤にして」

 

須貝緑

「ん?嗚呼、それはさっき、虚無ちゃんの彼氏?くんを朝登校した時に見かけたからその事話したら真っ赤になっちゃった☆」

 

 

部長の緑は、「テヘッ」とした顔で答える。

それを聞いた楓牙と万象は、笑いそうになるのを必死に我慢していた。

 

時は、眠すぎてボーッとしていたために、聞こえていなかった。

 

 

阿武野海人

「まぁ、さっきの会話で誤解であった事も分かりましたよ」

「ほんと、部長はアホなんで、勘違いとか多いんですよね」

  

美時ルストロ

「まぁ、そうだね」

 

須貝緑

「そこは、否定してよ!先生!」

 

五十嵐楓牙

「で、アンタら誰?」

「俺は、楓牙。そこでボーッとしてるのは時だ」

 

鍛治万象

「俺は、万象だ!」

 

須貝緑

「私は、美術部の部長の須貝緑ちゃんだよ!」

 

阿武野海人

「私は、部員の阿武野海人です」

「あと、2人ほど部員はいますが…風邪で休んでいるんです」

 

五十嵐楓牙

「ほぉ〜ん?」

 

鍛治万象

「で、これが、生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》をお題にした絵か?」

 

阿武野海人

「はい、そうですよ」

 

鍛治万象

「すんげぇ、うんめぇ〜」

 

 

万象は、海人の絵を見る。

其処には、油絵で描かれた保健室の先生の茨先生が、星を見ている絵が描かれてあった。

 

緑も完成したのか、キャンバスを持って楓牙達に見せて来た。

完成した絵には、水彩画でルストロ先生が星を見ている絵が描かれてあった。

 

楓牙と万象は、2人の絵に見入っていた。

 

時はと言えば、寝ぼけた状態で虚無の隣に座って絵を見る。

 

 

神鏡虚無

「どう?時ちゃん」

 

蓬莱時

「うん、上手」

「この星は、どの星を表してるの?」

 

神鏡虚無

「春に見れる星座だよ」

「名前は、忘れたけど、確か何となくこんな形だった記憶なの」

 

蓬莱時

「へぇ〜」

 

美時ルストロ

「皆んな、自分の芸術を表せているね」

「そう言えば、君たちは、“ 生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》 ”について聞きに来たんだよね?」

 

鍛治万象

「正確には、生まれた瞬間に与えられる“ 特別な名前 ”が知りたくて来た!」

 

五十嵐楓牙

「でも、和魔先生は、“ 特別な名前 ”を当てれるのは、「大変だ」って言ってたんだよなぁ〜」

 

美時ルストロ

「いや、違うね」

「大変なのは、“ 特別な名前 ”が持っている運(・)命(・)を知る事だ」

 

五十嵐楓牙

「ほぉ〜ん?」

 

美時ルストロ

「まぁ、運(・)命(・)とは、その“ 特別な名前 ”の由(・)来(・)でもあるからね」

「其処を当てるのが一番難しいんだよ。“ 特別な名前 ”を当てる事自体は難しくないよ」

 

 

そう優しい声で言って貰った。

 

 


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