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孤独な少女は世界の子 ー星々は世界を見ているー  作者: 偽善の仮面
第二章 7つの命を巡る星座
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第二章 7つの命を巡る星座 第八話 生命星座


 

これは、虚無が足を挫いて才の家で看病して貰っている時に行われた授業だ。

その日は、7限目のある日

 

学生からしたら、勉強好きではない限りは、かなり嫌な曜日と言えるだろう。

 

今日の7限目は、“ 能力占い学 ”の「生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》」についてだった。

 

 

教壇には、和魔先生がいた。

そして、楓牙の右前の席と左後ろの席が、空席のままだった。

 

其処は、才と虚無のせいだ。

和魔先生は、虚無の席を見た途端、大きくため息を吐いた。

 

楓牙は、その態度にイラつきを隠せていなかった。

録も内心、嫌な気持ちだった。

 

 

陰陽和魔

「7限目は、“ 能(・)力(・)占(・)い(・)学(・) ”についてだ」

 

鍛治万象

「“ 能(・)力(・)占(・)い(・)学(・) ”?」

 

陰陽和魔

「嗚呼、“ 能(・)力(・)占(・)い(・)学(・) ”は、正確には、“ 生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》 ”と言う」

「これは、異能力者の“ 運(・)命(・) ”を知る学問だ」

 

五十嵐楓牙

「“ 運(・)命(・) ”だなんて、嘘っぱちぃ…」

 

新島美紗都

「それにしても、わたくし、“ 能力占い学 ”なんて初めて聞きましたわ」

 

陰陽和魔

「嗚呼、そうだろうな」

「基本的に、“ 能力占い学 ”を習えるのは、異能力者と異能力者育成機関の職員だけだからな」

 

 

教室には、不思議と沈黙が流れる。


「異能力者育成機関の職員」

要するに、日本では、“ 都立六星能力専門高等学校 ”の職員の(・)み(・)が、受けれる学問と言う事になる。

 

 

蓬莱時

「あれ?でも、それって未来視出来る能力者なら…出来るんじゃないの?」

 

 

珍しく眠っていなかった時が、口を開ける。

 

 

陰陽和魔

「それは、出来ない」

「未来視が、出来る事はあくまで、99%の未来を見る事が主だ」

 

五十嵐楓牙

「あれ、100%の確定した未来じゃないんだ〜」

 

 

いつも、机の上に足を置いて授業を受けていた楓牙も、今回は、机の上には足を置かずに話しをちゃんと聞いていた。

 

 

目黒録

「それで、“ 生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》 ”の続きを聞かせてください」

 

陰陽和魔

「嗚呼、そうだな」

「さっきも説明したが、“ 生命星座《ヴィータ・コンステラシオン》 ”は、異能力者の“ 運(・)命(・) ”を知る学問だ」

 

目黒録

「えぇ、そうですね」

 

陰陽和魔

「異能力者には、特別な名前が、生まれた時に与えられる」

「私の場合、“ 死銃(しじゅう) ”と言う名が与えられている」

 

五十嵐楓牙

「陰キャで、真面目でウザがられそうな先生に、そんなカッコいい名前が与えられてるんだぁ〜」

 

 

和魔先生に、青筋があった。

そして、頭には、血管が浮き出るほどの怒りのマークがあった。

 

 

鍛治万象

「先生!先生は、俺に与えられた特別な名前?って分かったりするのか?」

 

陰陽和魔

「……私には、分からん」

「だが、保健室の茨先生や3年3組の担任なら、少しは分かるらしい」

 

新島美紗都

「難しいのですか?」

 

陰陽和魔

「特別な名前は、その人の“ 運(・)命(・) ”そのものだ」

「100%と当てるには、最低でも500年に及ぶ修行と正しい“ 知識 ”を会得しなければならいらしい」

 

五十嵐楓牙

「……!?」

 

鍛治万象

「はい!?」

 

新島美紗都

「なんですって!?」

 

 

3人は、驚きを隠せていなかった。

 

だが、時は途中から眠っており聞いておらず反応していなかった。

録は、最初から反応していなかった。

 

 

五十嵐楓牙

「そんくらい勉強しなきゃならんなんて、めんどくっさ!」

 

陰陽和魔

「3年3組の担任ですら、当たる確率は20%にも満たないからな」

 

目黒録

「100歳越えの先生でも、20%にも満たないんだ…」

 

 

そんな授業を皆は、受けていた。

 

 

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