第二章 7つの命を巡る星座 第七話 学校
虚無が、足を挫いて脱臼した事件から、3日後…
才と虚無は、一緒に学校に登校して来た。
手を繋いでいなかったものの…
側から見れば、恋人にも見えなくはない距離感をしていた。
虚無の足は、ほとんど治っていたが、まだ、軽く腫れていたので少しだけ足を引き摺る形で歩いていた。
才は、虚無が、いつ倒れるかも知れないと言う緊張から、虚無の近くを歩いていた。
その風景を後ろから見ていた一人の緑髪の癖毛の強い女子生徒の姿があった。
??
「えっ!?虚無ちゃん…!」
虚無と才は、後ろにいた人には気づいていなかった。
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2人は、教室に入る。
最初に話し掛けて来たのは、万象だった。
鍛治万象
「おっ!2人とも!おはよ!」
一ノ瀬才
「おはようございます。万象さん」
神鏡虚無
「おはようございます。鍛治さん」
鍛治万象
「おう!にしても、虚無、足は大丈夫か?」
神鏡虚無
「うん、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
一ノ瀬才
「虚無さん、まだ、足に負荷を掛けてはいけませんよ」
神鏡虚無
「うん、そうだね」
すると、教室に風が吹く。
風がやめば、才の隣に楓牙が立っていた。
そして、楓牙は才にしれっと耳打ちをする。
五十嵐楓牙
「よぉ〜才〜」
「オメェ、虚無と2日間一緒に過ごして、虚無に恋心でも持ったか〜?」
才は、瞬時に体を横に移動させて顔を真っ赤にして否定する。
一ノ瀬才
「なっ!そんなわけないだろ!」
楓牙は、煽り散らかす様な顔をして、才を煽り散らかす。
才と楓牙以外は、急に才が顔を真っ赤にした理由を分かっていなかった。
その後、担任の和魔先生がやって来て、朝のホームルームや授業を受けていた。
虚無は、時より挫いてしまった右足首を気にしながらも授業を受けていた。
そして、4限目の授業になった。
4限目は、体育だった。
今の虚無にとって地獄の時間になるであろう。
だが、ホームルームの時に、足の調子を言ったおかげで、見学をしてもいいと言う事になっていた為に、少しだけ心は気楽だった。
皆んなは、100メートル走のタイムを測っていた。
才は、8秒台
楓牙は、7秒台
万象は、10秒台
美紗都は、8秒台
時は、13秒台
録は、8秒台
と、意外にも好成績な具合だった。
だが、万象はかなり疲労しており、和魔先生から休憩する様に言われた。
虚無は、そんな万象を見て、万象の水筒を見つけて、万象に手渡してあげる。
神鏡虚無
「はい、100メートル走、お疲れ様です」
鍛治万象
「おっ!助かるぜ!!サンキュー」
神鏡虚無
「ううん、今の私にはこれくらいしかできないから…」
鍛治万象
「そんな悲観的にならないでくれよ!」
そんな会話をしていれば、遠くからその様子を見ていた才と楓牙
楓牙が、また才の耳元で囁く。
五十嵐楓牙
「オメェの彼女さんが、万象と会話してるぞ〜」
一ノ瀬才
「か、彼女だなんて!勝手にそんなふうに決めつけないでください!」
才の顔は、恥ずかしがっている様で少し、赤かった。
五十嵐楓牙
「ふ〜ん、んじゃ、そう思っておいてやるよ」
「でも、虚無もオメェに恋心でもあんじゃね〜の?」
一ノ瀬才
「……!」
「……//そんな筈は、ないですよ…//」
遠くから
新島美紗都
「才さんと楓牙さん、朝から何を話しているのでしょうか?」
目黒録
「知らない。次、鉄棒だって」
蓬莱時
「ヤダァ…疲れたぁ…」




