第一章 星々はまだ見ていない 第十五話 空白の期間
黄緑髪の男子が、本などが散乱した自室に浮きながら、本を読んでいる学服の男子生徒がいた。
本の題名は、「空白」
この本は、小説だ。
作者は、「“偽物の仮面”」
この“偽物の仮面”と言う作者は、若手の小説家であり漫画家だ。
デビューしたのは、大体1ヶ月前、つまり3月あたりから活動し始めたばかりだ。
ネット上で、調べられる情報を見ると…
年齢は10代で、まだ学生さんであり、SNSでは有名画家兼絵師として活動している。
調べられる情報は、これほどだ。
まだ、デビューしたばかりなので、情報が少なかった。
ピロ〜ン
スマホが、鳴る。
通知には
「ニュース、最近話題の小説家兼漫画家の“偽物の仮面”さんが、明後日5月1日の午後18時から行われる“New 話題人”と言う番組への主演が決まりました!」
と書かれてあった。
五十嵐楓牙
「ふ〜ん、美紗都が喜びそうだなぁ〜」
そう言って、スマホを操作する。
スマホの画面には、一年一組の生徒全員が入ったグループメールだった。
楓牙が、美紗都にメンションをする。
美紗都は、反応しない。
もう一度、メンションをする。ある一言を添えて
すれば、すぐに既読がつく。
メール画面
新島美紗都
「それは、本当ですの!?」
「“偽物の仮面”様の最新の情報って!」
楓牙は、無言でスマホを操作して、先程の番組のニュースのリンクを送りつける。
メール画面
新島美紗都
「ハァ〜!!!なんですって!!」
「今すぐに、録画して何回も見れるようにしなきゃ!!」
鍛治万象
「なんだ?“偽物の仮面”?」
「嗚呼、あの絵師の話し?でも、なんでテレビに出るんだ?」
一ノ瀬才
「五十嵐さんから送られたニュースを見れば分かりますよ」
鍛治万象
「えぇ、めんどくせぇ…」
目黒録
「今日のお昼の時に、僕と虚無さんのキャラ弁見た?」
鍛治万象
「おう!見たぜ!めっちゃ上手だったよな」
「あのキャラ名までは、思い出せねぇけど…確か。なんかの漫画のキャラなんだっけ?」
目黒録
「つい、1ヶ月前に発売された漫画、「満月の夜」の作者だよ」
「“偽物の仮面”さん」
鍛治万象
「えぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
「マジかよ…」
一ノ瀬才
「にしても、五十嵐さん」
「よくこんなニュースを見つけれましたね」
五十嵐楓牙
「ん?通知で来た」
一ノ瀬才
「貴方もニュースの通知をオンにするタイプ何ですね」
五十嵐楓牙
「なんだよ。真面目野郎」
一ノ瀬才
「いえ、少し意外と思っただけです」
新島美紗都
「確かにですわ」
五十嵐楓牙
「ひでぇ〜」
目黒録
「日頃の態度のせいでしょ」
五十嵐楓牙
「チェ〜」
そして、メールのやりとりに参加していない人たちはと言うと…
このメールのやりとりを、ジーッと自室で眺める虚無
一方、その頃、六能寮の自室で、爆睡をかましている時
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その頃、美紗都はと言うと…
バレーの練習試合の休憩中だったに、家に電話していた。
新島美紗都
「お父様!今、家におりますの?」
新島陽場
「嗚呼、いる」
新島美紗都
「明後日の5月1日に、“偽物の仮面”さん。私の肖像画を描いてくださった方がテレビに出ますの!」
「今は、習い事ですので、録画をして置いてくださいまし!」
新島陽場
「嗚呼、分かった」
「ん、わかった。すまん。仕事が入った。録画をしてから、仕事に向かう」
「では、切るぞ」
新島美紗都
「わかりましたわ!お父様もお仕事を頑張ってくださいまし!」
そう言って、スマホの電源を切った。
遠くから、美紗都を呼び声を聞こえ、休憩を終える。
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暗い部屋、月明かりのお陰でうっすらと見える時計の数は、7つ
時刻は、777時77分76秒だった。
今回は、7つ目の時計だけ動きが鈍かった。
他の時計は、着実に動いている事は分かるスピードだったが、7つ目の時計は、動いてるのか分からないレベルだった。
昨日とは、違う。
時計の前には、黒髪の狂気的な笑を浮かべている学服を着た女子生徒がいた。
狂気的な笑を浮かべる少女
「ハッハ、俺が、溜め込んだストレスを代わりに発散してやったっていうのにこれか」
「ハァ〜めんどくせぇ〜」
少女が、動きの鈍い時計に触れる。
そうすれば、また動き出す。
それを見た少女は、振り返りその方向へ歩き出す。
月明かりが、少女を追うかの様に照らす。
見れば、何処かの廃墟の城の廊下の様に見える。
柱は、一部が崩れ、破片が地面に散乱しており、赤いカーテンだった物は、燻んでおり破れている。
廃城を歩く少女
大きな扉を開ける。
目の前には、7つの鏡
6つの鏡には、六能の一年一組の生徒がいた封印されているかの様に眠りについている。
中央の鏡には、何も映っていない。
少女が、近づけば眠りについた虚無が浮かび上がる。
少女が、鏡に触れると、鏡に、ヒビが入る。
狂気的な笑を浮かべる少女
「なんだよ。俺は、お前から見れば偽物なのか?」
「俺は、虚無であり、虚無は俺なんだぞ?」
鏡に、問いかける様にいう。
鏡は、何も答えない。
狂気的な笑を浮かべる少女
「応答なしか…」
「俺には、質問する権限すらないかよ」
「まぁ、いいや。五十嵐楓牙…大きくなったな」
上の方から、「ゴーン」となる。
その影響で、砂埃が降って来た。
狂気的な笑を浮かべる少女
「今日は、ここまでか」
「んじゃ、俺は、寝るよ。おやすみ、虚無」




