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孤独な少女は世界の子 ー星々は世界を見ているー  作者: 偽善の仮面
第二章 7つの命を巡る星座
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第二章 7つの命を巡る星座 第一話 星々はまだ見ていない

 

ある者が、言った。

 

「人々には、“ 名(・)前(・) ”を与えられると、“ 神 ”となる資格を得る」

「それと同時に、7つの輝きから構成される星座(命)を授かる」

 

と、古代の古文書には、度々、その言葉が出ていた。

どうやら、誰かが、世界を旅する上で伝えている事だと分かる。

 

そして、別のある者がこう言った。

 

「確かに、“ 名前 ”を授かった者は“ 神 ”になれる」

「だが、それと同時に“ 使い捨て人形(生け贄) ”になると」

 

「“ 神(・)々(・) ”には、与えられた義(・)務(・)がある」

 

それは、誰が言ったのかは不明だ。

だが、古文書には、「女(おなご)の声だった」と明記されてあった。

 

 

ある者が、叫びをあげる。

 

「我が親愛なる“ 孤(・)独(・)の(・)神(・) ”が舞い戻る為に、我々、愚民(神)に義(・)務(・)を貸した」

 

のだと…

その者の叫びは、現代でいう、彼の“日誌”という形で残されていた。

 

その中で、一目目を奪われるページがあった。


「孤(・)独(・)の(・)神(・)は、創(・)造(・)主(・)だ。愛し、愛されなければいけない。」

「そう、我々は、“ 神 ”を愛すのだ。」

 

「ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと…」

 

赤い血の様な文字で、古代の文字で書かれてあった。

周囲に、叫び声が聞こえる。

 

狂った様な狂気に満ちて、嘲笑い。見捨てるかの様に…

 

 

____________________

 

 

第二章 7つの命を巡る星座

 

 

  開幕

 

____________________

 

 

教室に、楓牙の高笑いが聞こえる。

 

 

五十嵐楓牙

「へぇ〜その教材には、そんな事が書かれているのかよ…」

「ハッハ…!嘘っぱち事しか書かれてねぇ。これが本当にあったとか、人間ってバカだなぁ〜!」

 

 

楓牙が、手を叩きながら涙を出して、笑っている。

お笑いすぎて、涙が出ている様だ。

 

 

新島美紗都

「それ程、おかしく聞こえますの?」

 

 

先ほどの事は、学校の教材に貼られた古文書を音読したものだ。

それを、言語を分かる能力の持ち主である美紗都が皆の代わりに音読してあげたのだ。

 

 

五十嵐楓牙

「嗚呼、バカバカしいってな」

「アッハッハッ!」

 

鍛冶万象

「まぁ、確かに」

「ちょっと、宗教的というか。狂った信者みてぇで気持ち悪いけどな」

 

目黒録

「正直、これ読んでどう思ったの?」

 

新島美沙都

「わたくしから見れば、少し神話性の高いものね」

「だけど、少しだけ信憑性は高い気はするのよね。古文書とかを見てるせいかしら?」

 

神鏡虚無

「古文書を見ることって歴史とか博物館以外であるのかな…」

 

 

そうボソッと、小声で口走ってしまう。

その隣で、才は古文書の写真を見ていた。

 

才の前には、2種類の光があった。

 

嘘を示す赤(・)い(・)光(・)と本物(真実)を示す青(・)い(・)光(・)

 

古文書を見ていけば、やたらとある単語にだけ、赤い光が強く点滅している。

その単語を、美沙都さんに教えてもらえば、その単語は「神」という単語であることが分かった。

 

その他は、本物(真実)を示す青(・)い(・)光(・)だったが…

時より、赤(・)い(・)光(・)になる単語があった。

 

だが、それを美沙都さんに聞くと、「孤独の神」と書かれていることがわかるが、それは嘘であることに、才は、気づいていた。

 

それは、楓牙や虚無も気づいていたのだ。

その理由は、楓牙は、家に考古学や古代言語集などがあって、何となく分かるのだ。

 

虚無は…

 

そんなことが、ありつつも一日を終える。

 

だが、今日は少しだけ違う。

 

 

____________________

 

 

時刻は、17時55分

黒髪の少女を除いて…各自、自室で過ごしたり、習い事に行っていたりしていた。

 

そして、ここは、藍色髪の男子生徒、一ノ瀬才の部屋だ。

才の勉強机の上に、大量の医学書や法学の本などが置かれており、そんな中で勉強をしている。

開かれているのは、法学の本だ。

そして、それには、その法律が出来た経緯なども丁寧に書かれてあった。

 

それを、綺麗な文字でノートに写している才の姿が、その場にはあった。

 

時刻は、午後17時59分

才は、ふと、部屋にあるテレビに視線を移す。

 

ベッドの上にあったリモコンに手を伸ばし、テレビの電源をつける。

ちょうど、「New 話題人」という番組が放送され始めていた。

 

 

司会者

「どうも皆さん、こんばんは」

「バラエティ番組、New 話題人の時間です」

  

 

司会者が、自己紹介を済ませ、有名な出演者の紹介を済ます。

 

 

司会者

「それでは、最近、話題になっている方々にこの、会場に来てもらいましょう!」

「皆様、拍手でお迎えください」

 

 

そう言えば、出演者や観客席にいる人たちから大きな拍手が始まる。

会場の中央から、赤い垂れ幕が上に上がると、長い黒髪に片目には眼帯、紫の瞳をした170cm代の身長の人が、モデルの様な振る舞いで入ってくる。

 

 

司会者

「まずは、最初の入場者は、新政権で防衛大臣に就任した無神 黒(むがみ くろ)様」 

 

 

リンとした立ち振る舞で、堂々としている。

流石、防衛大臣に就任した者の立ち振る舞いだと言えるだろう。

 

 

司会者

「続いては、日本の老舗大企業正徳(しょうとく)同様の老舗大企業命神(めいか)の女社長、無神 白(むがみ しろ)様」

 

 

続いて入って来たのは、白いシンプルなドレスだが、何処から溢れる気品ある高身長な女性が入ってくる。

白い髪を、お団子結びにしている。美しさに、拍車がかかっている様にも見える。

 

「無神白様」と呼ばれた女性は、優しい笑みを浮かべており、礼儀正しく入ってくる。

 

 

司会者

「そして、最後はこの方だぁぁ!!」

「最近、小説界隈や漫画界隈に、突然と現れた若手の天才、“ 偽物の仮面 ”様です!」

 

 

すると、会場が暗くなる。

そして、パッと明るくなる。今回のメインの人たちが座る席に、仮面を身に付けた、体格を隠す様な服を身に付けた3Dのアバターの人が立っていた。

 

この演出に、観客席の人や出演者は、驚きの声を隠せていなかった。

 

 

司会者

「それでは、今回のメイン出演者が揃いましたので、各お方への質問大会をしていきたいと思います」

「では、最初に黒様からこの番組への出演を聞いてどう思いましたか?」

 

無神黒

「嗚呼、非常に光栄な事だ。政府の役人として、この舞台に立てる事に驚きを隠せていない」

 

無神白

「わたくしは、テレビ番組の取材などは、何度か経験がありますが、この様な形での出演は初めてなのでかなり緊張しています」

 

偽物の仮面

「僕は、テレビ番組への出演が初めてなので、とても緊張しています」

「それに、此処には僕よりも有名な方々がいますので、その方たちと主演できる事に驚きと同時に興奮に満ち溢れております」

 

 

偽物の仮面からは、驚くほど中性的な声をしている。

 

勉強の片手間で、聞いていた才は、少し驚きを隠せていなかった。

驚きのあまり、異能力を使って“ 偽物の仮面 ”さんが、同じクラスメイトの神鏡虚無なのかを確認してしてしまったくらいだ。

 

結果は、青(・)い(・)光(・)、つまり真(・)実(・)であるという事だ。

 

何故か、ホッとしてしまう才

その間も番組は、進んでいる。

 

 

司会者

「それでは、続いては…」 

 

 

番組は、進み続ける。

テレビの向こう側にいる神鏡虚無は、学校で会う弱気で大人しい虚無さんとは大違いだ。

 

だが、テレビの向こう側にいる神鏡虚無は、質問にはハキハキと答えて、落ち着いておりこの様な事に慣れている様に見える。

 

 

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