第一章 星々はまだ見ていない 第十四話 鏡
黒髪の少女の前には、一台の全身鏡
鏡には、前髪で右目が隠れており、丸メガネをした少女が目を閉じていた。
鏡の前には、前髮で右目が隠れており、丸メガネをした少女が、狂気に似た笑を浮かべていた。
狂気的な笑を浮かべる少女は、鏡に手を触れさせる。
鏡に映る少女は、微動だにしない。
狂気的な笑の少女
「そうそう、お前は寝てればいいさ」
「俺は、お前だ。そして、お前も俺だ」
狂気的な笑の少女の手には、一本のナイフが握られていた。
先ほどまで、なかったら筈のナイフが、あった。
窓から、薄黄色の月明かりが入って来る。
時刻は、深夜の3時04分と表示…
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現在の時刻は、777時77分77秒
目の前には、7つの連なる時計が、全て「7」を示していた。
それは、高度な技術が組み込まれているのが分かる。
針の後ろには、無数の歯車から構成されている大きな歯車から小さな歯車と様々な大きさや形の歯車からなる時計だ。
見れば見るほど、美しい
真なる時計
まだ、眠っている。7つの時計の内1つは、動かない。
まるで、壊れても気付いて貰えずにずっと放置されるかの様に…
そこには、先ほどまで鏡の前に立っていた狂気的な笑の少女が、いた。
少女は、動かない時計に手を伸ばす。
すると、時計の針が動き出す。
まるで、直され、一瞬で全盛期の時の様な活気を見せる様に
少女は、自身の手を見る。
瞬きをすれば、手には、10cmほどの球体が浮いていた。
それは、青と緑と黄土色と白から構成されていた。
いや、これは、地球だ。
今現在も、呼吸を続けている地球だ。
少女が、手に力を入れ、球体を握り潰そうとする。
狂気的な笑の少女
「こんな世界は、いらない」
「俺を…虚無を苦しめる世界なんて消してヤる」
「これが、オメェら人間が犯した世界への戦だ」
球体に、ヒビが入る。
と、同時に少女のいる地面にもヒビが入る。
まるで、共鳴している様に
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「“ 鏡 ”は、映るもの全てを“ 偽り ”として投影する」
「“ 鏡 ”は、投影するものが無くなれば、“ 価値 ”を失う」
「“ 鏡 ”は、偽物を見つけ出す“ 道具 ”として使われる」
「世界にも暗黙のルールが存在する」
これは、ある自然学者が言った事だ。
彼は、「“ 世界 ”」を知るために幾度となる非人道的な実験を犯した「“ 世界 ”」の犯罪者だ。
だが、彼の功績は、どれも素晴らしいかった。
彼の功績の中で、一番の功績は、『偽りの世界』を発見した事だ。
彼は、こう言った。
「「“ 世界 ”」とは、誰かの「“ 世界 ”」を投影したものだ」
と
だが、彼は、姿を消した。
神隠しにあったかの様に、彼だけがいなくなった。
ある魔女は、言った。
「彼は、「“ 世界 ”」を知ろうとした」
「だから、彼は、「“ 世界 ”」から拒絶されたのだ」
と…
そこからは、本当で本物の「“ 世界 ”」を知るものは消えた。
ある7名を除いて…




