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孤独な少女は世界の子 ー星々は世界を見ているー  作者: 偽善の仮面
第一章 星々はまだ見ていない
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第一章 星々はまだ見ていない 第十三話 お昼休み

 

 

翌日、12時30分のお昼休み中の学校にて…

 

学校の屋上に、仲良くお弁当を食べている3人の女子生徒がいた。

一人は黒髪、一人は薄黄色髮、一人は濃い緑からエメラルドグリーンの髪

 

色取り取りの弁当箱を見せ合いながら、ワイワイと話している。

 

 

新島美紗都

「今日は、素晴らしい天気ですわ」

「心地よい太陽の日差しが、ちょうどいいですわ」

 

神鏡虚無

「うん、そうだね!」

 

蓬莱時

「うん…」

「それにしても、みんな、お弁当の中身綺麗だね」

 

 

美紗都のお弁当は、ハムを花柄にした春らしいお弁当にフルーツのデザートが3つあった。

時は、ポテトサラダと白米だけの2色弁当

虚無は、最近、テレビで話題になっている漫画のキャラがノリなどで鮮明に再現したキャラ弁だ。

 

 

蓬莱時

「虚無ちゃん、そのキャラ弁って自分で作ったの?」

 

神鏡虚無

「そうですよ」

 

新島美紗都

「わたくし、前にキャラ弁と言うものを作ろうとして失敗してしまったのです」

「とても羨ましいですわ」

 

神鏡虚無

「えへへ…」

「では、今週のお休みにでも皆さん分のキャラ弁を作って来ましょうか?」

 

新島美紗都

「いい提案ですわ!」

「それに、今の時期は桜の時期ですし、お父様が所有している別荘でご一緒に花見でもしましょう!」

 

蓬莱時

「いいねぇ〜」

「私もなんか、持って行こう〜っと」

 

 

女子たちは、和気藹々と会話をしている。

すると、時が動きを止める。

 

 

新島美紗都

「どうしましたの?」

 

蓬莱時

「もうちょっとで、男子組がやって来る」

「なんか、探し回っているみたい」

 

神鏡虚無

「どうして?」

 

蓬莱時

「分かんない、ギリギリ時間切れで見れない」

「どうする?」

 

新島美紗都

「わたくしの予想ですと、「ご一緒にお昼ご飯を食べたい」とでも言って来そうですわ」

 

神鏡虚無

「確かに、鍛治くんならそう言いそう」

 

 

屋上の扉が開く。

やって来たのは、一年一組の男子生徒たち

 

 

鍛治万象

「おい!探したんだぞ!」

 

 

その後ろでは、楓牙がニヤニヤしており、才は呆れている。

録は、真顔でついて来ていた。

 

 

五十嵐楓牙

「おぉ〜女子会でもしてんのか〜?」

「女ども〜」

 

新島美紗都

「なんでの?」

「皆さんで、押し寄せて」

 

一ノ瀬才

「鍛治さんが、「運動会に向けて仲を深める必要があるわけだ!」と言って言う事を聞かないんです」

 

 

それに、同意するかの様に、録が頷く。

 

 

鍛治万象

「って、事で一緒に飯食お!」

 

新島美紗都

「わたくしは、問題ありませんわ」

「お二人は、どうですか?」

 

神鏡虚無

「私も大丈夫ですよ」

 

蓬莱時

「私も構わないけど眠たい…」

 

一ノ瀬才

「その様子だと、能力を使用した様ですね」

 

蓬莱時

「お休み〜」

 

 

そう言って、半分ほど食べ残しのある弁当を残して虚無の肩に頭を置いて眠ってしまった。

 

 

神鏡虚無

「あっ、寝ちゃった」

 

蓬莱時

「スピースピー」

 

五十嵐楓牙

「よう、そんな場所で寝れるな…」

「膝枕とかしてあげたらいいんじゃね?」

 

神鏡虚無

「そ、それは…」

 

新島美紗都

「このままでいいでしょ」

「無理に起こすのは良くないですわ」

 

 

そんなワイワイと話しつつ、みんなでお弁当を食べ進める。

 

 

才の野菜多めの色取り取りの弁当

楓牙の購買で買ったパン

万象の揚げ物弁当

録の虚無のキャラ弁と同じ漫画の別のキャラがノリなどで再現されたキャラ弁

 

かなり男子組も個性豊かだった。

 

 

五十嵐楓牙

「ハッハッ!お前の弁当茶色過ぎ〜!」

 

鍛治万象

「お前だって、購買で買ったパンで足りるのかよ…」

 

五十嵐楓牙

「俺は、休み時間にお菓子食ってたから、いらね〜の」

  

一ノ瀬才

「君たち、野菜も摂るべきですよ」

 

新島美紗都

「目黒さんもキャラ弁なのですね」

「それキャラ弁のキャラは、なんと言う名前ですの?」

 

目黒録

「このキャラは、一ノ瀬フィンって言うキャラだよ」

「神鏡さんのキャラ弁のキャラが登場する漫画のキャラだよ」

 

新島美紗都

「そうなんですね!なんと言う漫画ですの?」

 

目黒録

「“ 偽物の仮面 ”さん作の“ 見失った少女 ”って言う漫画だよ」

 

 

美紗都が、チラッと虚無を見る。

虚無の額には、うっすらと冷や汗があった。

 

それを見た美紗都は、勘付いてしまった。

 

「あっ、録が言った“ 見失った少女 ”の漫画の作者、虚無ちゃんなんのですね…」

 

と、心の中で、口走ってしまう。

そして、虚無のその反応を見た録も心の中で…

 

「多分、“ 見失った少女 ”の作者なんだろうなぁ…」

 

思っていた。

 


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