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62章 葬式
中学の頃、クラスの奴の親が亡くなった。
特に話したことは無かったが、悪口を言われたりもしていないため良くも悪くもどうでもいい奴だった。
クラスの全員で葬式に出ることになった。
特に悔やむことは正直ないのだが、特に何かされた訳でもないので素直に献花をする。
するとそいつは俺に向かい言った。
「お前は帰れよ」
―は?
俺は聞き間違えたのだろうか。
「お前は来なくていい」
―は?
こいつは何を言っている…?
特に何の関係もない俺をなぜ拒否している…?
結局こいつも裏で俺を憎んでいたのか?
周りの奴がざわつきだす。
喧嘩をするように煽る奴も出ている。
俺はもう何も言わなかった。
黙って引き返し、何もせずそのまま帰った。
結局全員奴らなのだった。
関係ないやつにはこちらから歩み寄ったりしようと思ったが無駄だったのだ。
ため息が出る。
関係ない、知らない人間になぜ憎まれなければいけないのか。
俺は何なのか。




