55章 親が学校に行く
―ついに母親が俺のケガ、よく物が破損、ふさぎ込んでいる俺に気づいた。
俺は問い詰められてもほとんど話すことを禁じられ、報復もあるのであまり言えなかった。
しかし母親をすべてを察したようだった。
―翌日、母親はパートを休み、学校へ一緒に来た。
教師に説明を求め、俺へのクラス…いや、学校全体をやめさせるためである。
未だに俺は恥ずかしさ、恐怖があったが、これで救われたいと思った。
俺と母親が外から来客用の玄関に来るのを3階の廊下の窓からクラスの奴らや知らないクラスの奴らが見る。
野次馬どもが…
「だせー!ママと一緒に学校きてまちゅ!!」
「ボク君学校行くの怖いでちゅ~」
「ママにチクってんのくそ気持ちわりい」
奴らだけではない…クラス中…学年中が窓を開け罵声と笑いを投げつけてくる。
「いい加減にしなさい!」
母親が上を見て声を上げた。俺は下を見ることしかできなかったのに。
しかし連中はおとなしくなるどころかさらに叫びだす。
笑いながら手を叩く。
「早く出てけよ!!」
消しゴムやコンパスを3階から俺たち目掛け投げつけてくる。
母親の目に何かかすったようだ。
いたっと言った。
俺は、こいつらがついに家族にまで危害を加えた事に頭が真っ白になった。
怒りや悲しみを超えた。
しかし情けなく、少ししたらまだここまで来てまだ恥ずかしさがあった。
親と管理棟に入り、受付に説明を求める。
担任が出てくる。こいつも俺を嫌っているからな…
俺は席を外すように言われ、しばらくたった。
母親が出てきた。
泣いていた。
二人とも無言で帰った。




