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51章 自覚
「お前嫌われてる自覚ないの?」
―突然クラスのやつに言われた一言である。
当然あった。今更何を言っているのか。
そもそも対して話したことないやつになぜそんなこといきなり言われないといけないのか。
俺はずっとそうであった。
―こいつにはなら何を言ってもいい。
そんな存在にされていた。
なので知らない奴らがどんどん話しかけてきて
いきなり誹謗中傷をする。
ストレス解消なのか、覚えたての言葉を使いたいのか、自分を強く見せるためか…
理由は知らんが、どうせ全員大した理由などないのだろう。
そしてとっくにそんな一言忘れているのだろう。
俺は35歳の今でも夢に出てくる。
忘れようとしても、
気にしないようにしても、
奴らの名字と同じ苗字を街中で見ると具合が悪くなる。
漫画の作者、芸能人、声優などにももちろん苗字、名前の人がいる。
名前がやつらという理由だけで、俺はそんな人たちを見ることができない。
悔しい。申し訳ない。いやだ。
一生奴らを思い出しては苦しまないといけないのか。




