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49章 見張り
テスト前、俺は朝早く登校していた。
特に理由はないが、奴らがいない教室が好きだった。
普通の人間ならいつもこんな気持ちで学校に来ているのだろうか。
俺は少し悲しくなる。
すると、クラスの男子がやってきた。
ほとんど話したことがない。
すると奴は
「邪魔だから出ろ」
と言う。向こうだって俺を知らないはずだろう。なぜそんなに強気に当たれるのか。
―まあ俺は「何を言ってもいいもの」と学校中で認知されているから」な…と思いだす。
すると、女子も一人入ってきた。おそらく彼女だろう。
そして男のほうが言う。
「お前見張ってろ、誰か来たらノックしろ」
???
何をするのか、と聞くと
「うるせえから入ってくんな」
と腹を殴られた。
…いや、本当は何をするかうっすら分かっている。
俺は教室の前で立ち、誰かが通りかかるとドアをノックした。
それをなん十分だろう…続けているとクラスの奴らが当然登校してくる。
どうすればいいのか…誰か来ても俺が止めないといけないのか…?
また殴られるのか…?と思っていると
それより前にそいつらが教室から出てきた。
「お前しゃべんなよ」
いきなり何なんだ。朝から嫌な思いをするのだった。




