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32章 生徒手帳
奴らに声をかけられた。
「手帳出せ」
俺は従うしかなく、生徒手帳を渡す。
またくだらないことをするんだろう。嫌な予感がする。
写真にでもいたずらされるんだろうか。
すると奴らは意外にも写真はスルーした。
そして奴らが開いたのは―予定欄。
俺の予想だが誰もここに予定を書いていないので全員白紙だと思っている。
俺もそうだ。
そこに奴らはくだらない願望を書いていく。
―〇月〇日、シュンヤは金を払う。
―〇月〇日、シュンヤは親に虐待される。
―〇月〇日、シュンヤはパシリにされる。
―〇月〇日、シュンヤは学校をやめる。
―〇月〇日、シュンヤは自殺をする。
「決めてやったんだから守れよ」
奴らはそう言っていつもの下品な笑い声を出しながら去っていった。




