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28章 落書き
社会の授業で歴史上の人物をまとめる新聞をつくる、というものがあった。
A4用紙1枚に名前、顔、やったことを書いて新聞風にする。
俺は顔の模写を頑張った。そのころから既に絵師になりたかったからだ。
―そして廊下に全員分掲示された。
真面目に顔の絵を描いていたのは俺だけだったようだ。
―奴らだ。
俺の新聞に落書きをしている。
顔写真の模写の下に下品な落書きをし、
名前を俺に変えられ、
生まれた日を俺の誕生日に、亡くなった日を落書きをした日付にされた。
さらに俺のあることないことをマジックで新聞の上から書いていく。
俺は鉛筆で書いていたので、強さで負け完全に俺を晒す新聞となった。
また俺の努力、俺の選んだ偉人、俺が手を出したもの全てが否定された。
その後担任から「一部に落書きがあったのでやめるように」と一言注意があったがそれだけだった。




