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26章 救命講習
俺たちは消防署の人が来て救命講習を受けていた。
心肺蘇生法などを頑張った。
消防署の人が褒めてくれた。嬉しかった。
修了証と一緒に、いつでも使えるマウスピースのような布(人工呼吸の際に口が付かなくなるようになる器具)と、それをしまっておける小さい袋をもらった。
キーホルダー式になっていて、カバンにつけることができた。
俺は褒められたことが嬉しかったし、誰かのために役に立ちたい、いざというとき助けたいと思い、無地だったのもあってカバンに無難につけることができた。
―翌日。
―奴らだ。
休み時間は俺は教室にいたくないので、色々な専門の授業のある棟の人気のない階段に座っている。
教室に戻ると、俺が席を立っている間に俺の机やカバンを開けて物色している。そもそもそれが信じられない。
しかしそれはもはや日常であった。
そして奴らはそのキーホルダーを開封してしまったのだ。
もちろんもう使えない。そして奴らはそれを分かってやっているようだった。
あげく布越しにキスなどをやりだして
「きもりわりぃ~」
と笑いながら遊んでいた。
俺は激しい怒りと絶望を覚えた…
しかし何もできずただ席に座り、物色された机を片付けることしか出来なかった。




