23/41
22章 虐待
体育の際、先生が俺の腕を見て「それどうした」と言った。
俺の二の腕にあざが出来ている。
もちろん奴らに肩パンの延長で腕を殴られ続けられた結果だ。
しかし俺は奴らに口止めをされていた。
「親と喧嘩して…」そう俺は言った。
すると後ろのほうでクスクス笑い声が聞こえる。奴らだ。
―その後休み時間。
「ぼく親に虐待されててかわいそー」
「お前の家言って家族ボコってあげるよ」
「もう皆に嫌がられてるんだから死になよ」
「警察に通報されたくなければ1000円出せ」
「ぼくの家族全員終わってるね」
奴らが好き勝手言ってくる。
本当に悔しい。母親は俺の味方だ。
こいつらは俺の家族すべてまでこうして侮辱してくる。
こんな奴らのせいで家族が悪者にされる。
クラスの奴らが全員で笑う。
俺は「親に虐待されている中学生」として扱われた。
悔しい。親に申し訳ない。
家族まで馬鹿にされて耐えられない。




