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19章 弟
俺には弟がいる。まだ当時小学生だ。4つ下だ。
休日家族で買い物してる所を奴らに見つかったらしい。
後日、学校で奴らがこんな事を言ってきた。
「ぼく弟いんの?ボコっていい?」
―は?
意味が分からなさ過ぎて硬直する。
いきなり何意味不明なことを言っている?
こいつらは何を言っているんだ…?
困惑の後、激しい怒りが沸く。
家族に危害を加え、それを面白がっているこいつらが許せない。
しかし俺は―
「別に…いいけど…」と笑うしかなかった。
悔しい。
辛い。
家族への危害を許す自分の弱さが辛い。
俺の口から弟に危害を加えていいと言わせた奴らが憎い。
自分の無力さが悔しい。情けない。
誰か…
誰か…
奴らに天罰を与えてくれ!
俺は祈ることしかできなかった。




