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18章 キーホルダー
奴らが休み時間に俺の筆箱を奪った。
そして筆箱のチャックに付けているキャラクターのキーホルダーを見て
「この気持ち悪いゴミみたいなの何?」とギャハギャハ笑う。
―カス共が。
こいつらはいつもそうだ。
俺だけじゃない。
俺に携わるもの、俺の好きなもの全てを否定し侮辱する。
怒りが沸き起こる。震える。
しかし俺は動けない…
喋ることもできない…
悔しい。辛い。天罰が下ってほしい。
―それから俺は、好きなグッズを一切身に着けなくなった。
携帯の待ち受けもデフォルトのまま。
メールアドレスもデフォルトのまま。
何か自我を出す、何かを好きだとアピールする。
すると奴らにすべて否定される。推しが嘲笑される。
それが耐えられなかった。
―35歳になった今でもそれは変わらず、外で好きな曲も聞けないしキーホルダーの類は一切身に着けていない。




