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17章 うじうじ君
ある授業の最中、
生徒が質問に答え、そいつが次の生徒を指名し質問をする。
そして次の生徒が―
―という繰り返しの授業があった。
奴らが俺を指名する。
俺は起立し答える。
そして奴ら…いやクラス全員が俺に注目する。
俺が誰を指名するかが気になってるようだ。
「俺当てた瞬間ぶっ〇すから」
「こっちみんなキモイ」
「シュンヤに名前呼ばれたら本当いやだ…」
「早くしろや」
クラス中に罵声が飛ぶ。どいつもこいつもうるさいんだよ!
教師も教師で止めようと思わないのか。明らかに異常な空間となる。
俺は誰も指名できない。全員敵だからだ。
―そしてしびれを切らした奴が怒鳴る。
「いつまでもうじうじしてんじゃねえよ」
クラスにどっと起こる笑いの渦。
そしてうじうじ君とのコール。
異常な空間だ。こいつら狂っている。
結局チャイムまで俺はうじうじ君コールを受けながら黙ってうつむいて立っていた。
辛い。苦しい。時間が一生進まない気がした。




